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「 土地探しのコツ」 バックナンバー

良い土地が見つかったとき ①準備編【土地探しのコツ 27】

2023.03.01

【執筆者プロフィール】

住宅proアドバイザーたのさん

30年地域ビルダーに勤務、現在住宅アドバイザーとして個人住宅のコンサルタントとして活動中。長年の経験を生かして、住宅購入を検討する方々に役立つこと、迷うところ、悩むところに寄り添った情報を発信していきます。

https://kura-labo.com/

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気に入った土地を見つける前に

家を持とうと土地探しを始め、毎日不動産サイトをチェックしている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

希望のエリア・価格帯・道路条件など希望にピッタリの土地を見つけるのは正に宝探しのように難しいものです。それでも粘り強くチェックしていると100点満点でないものの検討する価値のありそうな70点以上の物件に出逢うこともあります。

そんな千載一遇のチャンスで失敗はしたくないもの。そのために良い土地が見つかった時に慌てずスムーズに購入するために、事前に準備しておくものを今回は紹介していきます。

まずは、基本的な土地購入までの流れを確認しておきましょう。

①買付証明書(購入申込書など)の作成

②融資による支払いの場合住宅ローンの事前審査

③重要事項説明を受ける

④売買契約の締結

①~④で約1か月程度

①買付証明書の作成

購入希望の土地を見つけた後は、先ず不動産会社に連絡を入れ必ず現地を確認しましょう。そのうえで購入を決めれば購入希望の意思を不動産会社に伝えましょう。一般的にこの段階で①の買付証明書(購入申込書など)の作成となります。

購入申込書は土地購入についての優先順位をつけるものとなりますが、法的な拘束力はなく、あくまでも売買契約までは正式な契約行為とはなりません。

買付証明書の取り交わしから売買契約までの期間は約1カ月に設定されることが多く買付申込書から契約まで怒涛の一か月がスタートします。

②ー1)住宅ローン選び

せっかく見つけた土地を確実に手に入れるには、②住宅ローンの事前審査が最難関となります。人生で最大の買い物といわれる不動産の購入、人生をかけた長期間のローンなど短期間で決めるには大きな課題が目白押し。事前の準備が命運を左右します!

検討しておくべき最初の課題は、金融機関(住宅ローン)選びです。

何となく「普段から利用している銀行で」なんて漠然に考えていないでしょうか。金融機関によって今後の返済が大きくい変わるのが金融機関選びであり、住宅ローン選びなのです。

給与振り込みや公共料金の引き落としで利用している金融機関は馴染みもあり使いやすい気もしますが、もう一段慎重に検討しましょう。

注意すべきポイント

検討するときに注意すべきポイントは

・返済金利
・手数料、保証料など経費
・繰り上げ返済時の手数料

金利は、基本的に安いものを優先しますが変動金利型、固定金利選択型、全期間固定金利型など金利のタイプによって金利設定も変わりますので比較するときは同じタイプの金利タイプ同士で比較しましょう。

とにかく金利の安い住宅ローンが良いと思いがちですが金利と合わせて比較したいのが手数料や保証料と呼ばれる経費にかかる金額です。金利が安くても経費が高く、返済額+経費の総額を比較すると金利が安い住宅ローンが総支払額で逆に高くなってしまうこともあります。

これらの比較は、金融機関のサイトでシミレーションできるものもありますので気軽にシミレーションしてみましょう。

また、繰り上げ返済ができる金額や手数料も金融機関で違ってきますのでご自分のライフプランにあわせて繰り上げ返済のしやすい金融機関を選ぶのもポイントとなります。

実印と印鑑登録の準備

次に事前に準備しておく課題は実印の取得と印鑑登録です。資材の高騰が続き住宅の取得価格も上昇傾向で住宅ローンもご夫婦で借入をされるケースも多くあります。

その時に以外に多くある問題が「実印を持っていない」「印鑑登録していない」などのケースです。大きな借り入れがなければ普段実印を使う場面は少ないため実印を持っていない、印鑑登録をしていない方も結構いらっしゃいます。

事前審査段階では必要になりませんが必ず必要となってきますので慌てないように新築計画を始める段階で計画的に用意をしておきましょう。

こだわらなければ印鑑は直ぐに作ることができますが印鑑登録は行政機関に行っての申請となりますので、仕事の都合によっては直ぐに手配できない方もいると思いますので事前準備のリストに加えておきましょう

以上の2点はどれも当たり前の事ではありますが、買付証明書の取り交わしから契約までの約1カ月月というタイトなスケジュールを考えると予め準備をしておくことで土地契約に集中することができます。土地探しと合わせて基本的な準備を進めて公開のない土地取得を目指しましょう。

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