「 間取り・デザイン徹底シミュレーション!」 バックナンバー
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2025.10.15
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と双子の娘と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
大工工事と造作家具を組み合わせた「カウンター・タオルラック」
わが家のランドリールームは脱衣所を兼ねていて、3畳。限られた空間を最大限に利用するため、高さ方向も活用しています。
具体的には、ドラム式洗濯機の上に乾太くん、ランドリーバスケットの上にタオル収納を設けています。乾太くんの置台は既製品の見た目が好みではなく、スッキリ見せたかったため、大工工事でカウンターを設置してもらっています。
※ランドリールームの間取り・室内物干しについてはこちらの記事を。

大工工事で洗濯機の上に幹太くんを置くための棚板とカウンターデスクを、デスクの上には造作家具のタオルラックを。限られた広さのため、上方向の空間も物を置くスペースとして活用しました。
大工工事:使いやすい髙さのカウンターデスク
洗濯機および乾太くんの設置スペースは寸法が自ずと決まってくるため、残りの空間を寸法ぴったりで利用するために既製品ではなく大工工事を活用しています。大工工事は1mm単位で設計ができるため、無駄な空間を削減することができるのがメリットの1つです。
洗濯機横のスペースは、ランドリーバスケットを設置し、その上にカウンターデスクを設けました。横幅は1350mmで大工工事です。高さはキッチンと同じ850mmの高さにあわせることで、楽な姿勢で立ったままアイロンをかけたり、洗濯物をたたんだりできるようにしています。
ちなみに、アイロン台はデスク下に収納できるようにしています。モノは使う場所の近くに収納できると使いやすいのです。アイロンは上のタオルラック内に収納しています。
造作家具:タオルラック
デスク上に設置したタオルラックは家具工事です。底に開けた穴からタオルを取り出すことができます。通常だとタオルを上から入れて上から取る形になるので、一部のタオルだけが痛んでしまいますが、タオルを上から入れて下から取りだすことで、均等に使用することができます。
タオルラックは美容院向けに作っている家具屋にお願いして作ってもらいました。美容院向けは「シャンプーキャビネット」と言うようです(ランドリーシューターがセットになっていることも)。
美容院向けはファイスタオルサイズですが、バスタオルも入れたかったので、壁から壁ぴったりのサイズになるよう幅はもちろん奥行、タオルを取り出す穴のサイズも変更しています。タオルを取り出す穴のサイズは、フェイスタオルが110mm、バスタオルが130mmです。
ダンボール箱に穴を開けて試すことで最適なサイズを考えました。完成してみたら取り出しにくい、ということを避けるためにこういった試作も大切です。

タオルを取り出す穴のサイズは、フェイスタオルが110mm、バスタオルが130mm。タオルラックの左側にはアイロンや洗剤を入れることができる可動棚を設置しています。

タオルラックの設計図
造作「カウンター」と「タオルラック」費用
乾太くん台は補強込みで6万円、カウンターデスクは3万円です。
タオルラックは、本体88,000円、配送料5,000円、合計93,000円でした。タオルラックは、工事中の現場に家具屋から配送してもらい、ハウスメーカーで設置してもらいました。ハウスメーカーが設置する施工費として19,740円が発生しています。
サイズからすると高いように感じられるかもしれませんが、やはり空間にあわせてジャストサイズで製作できることのメリットは大きいです。また、タオルは毎日使用し、洗濯して収納するため、収納の使い勝手も大切です。
洗濯機で洗濯してすぐ上の乾太くんで乾燥、乾太くんから取り出してカウンターで畳んで上のタオルラックに収納という動線は非常に効率的で、使いやすい収納に仕上がりました。
後悔している点はないのですが、強いて言えばタオルラックのような天吊り収納は、収納や作業する人が影になって手元が暗くなるため、奥の部分に間接照明を設置しても良かったかもしれません。
造作家具はサイズやデザインなどの面でのメリットもありますが、費用が高額になりがちというデメリットもあります。既製品の家具のサイズにあわせて建物側のサイズを調整するほうがトータルでは安くなることもあります(IKEAのPAXを入れる方などがそのような設計をよくします)。
造作家具と既製家具を上手に使い分けるといいのではないかと思います。

洗濯機の上に幹太くんを置く棚、その横にカウンターデスクと上にタオルラックの完成。

こちらが美容院向けに家具を造っているお店にお願いしたタオルラック。

タオル入れの左側は、洗剤等を収納。