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2025.09.24
【執筆者プロフィール】
間取りの中で、家電に関するレイアウトをみなさんと一緒に考えていく連載です。レイアウト例、家電の成功と失敗の口コミ、コンセントの配置等、家電にまつわるトピックを取り上げていきます。
文・図:まっしんはやぶささん https://blog.kisekinomyhome.com//イエマガ編集部
間取り図:株式会社ホームプランニング1000 https://www.megasoft.co.jp/madori/
今回からは、毎日の後片付けをぐっと楽にするビルトイン食洗機を取り上げます。キッチンと一体化するので見た目はスッキリ、作業スペースも広く使えます。
一方で、一度設置すると長期間使い続けることになるビルトイン食洗機は、メーカーや機種選定に悩むことが多く、慎重になるでしょう。
しかし、基本的な仕組みと選び方のポイントを押さえれば、自分の家庭に最適な食洗機を選ぶことは決して難しくありません。今回は、ビルトイン食洗機の基礎知識と主要メーカーの特徴を調べてみました。
※国内・海外の主要メーカーの特徴は次回公開します。
ビルトイン食洗機の特徴
ビルトイン食洗機とは、キッチンのキャビネット内に組み込むタイプの食器洗い機のことです。卓上型や据え置き型とは異なり、キッチンと一体化するため、ワークトップを広く使えるのが最大の特徴です。

【据え置き・卓上型食洗機の場合】
食洗機は、簡単な工事で、据え置き・卓上型を後付設置することもできます。ただし、設置場所によっては貴重なキッチンの作業スペースが狭くなるデメリットがあります。

【ビルトイン食洗機の場合】
システムキッチンのキャビネットにあらかじめ据え付けるビルトイン食洗機は、スッキリとした見た目と広い作業スペースの確保が魅力です。キッチンと同時に設置することで、ドアの色も合わせることができます。

容量の目安:家族人数と食器点数
ビルトイン食洗機のタイプと幅ごとに異なる、食器収納点数や家族の人数の目安を調べました。
食洗機は、10年程度の長期使用を前提とするため、現在の家族構成だけでなく、ライフスタイルの変化(例:出産、子供の成長、同居家族の増加)を考慮して容量を選んでおくと安心です。例えば、子育て世帯では、食器に加えて調理器具等の洗い物も増えるため、深型タイプを選ぶことで、手洗いの負担を軽減することができます。
幅・深さによる分類
幅による分類: 国内メーカーの主流はスライドオープン型の幅45cmが主流で、海外メーカーは、大人数に対応したフロントオープン型の幅60cmが充実しています。
深さによる分類 (スライドオープンタイプ):スライドオープン型の45cmの「深型(ディープタイプ)」は「浅型(ミドルタイプ)」の約1.5倍の容量があります。食器点数では約8~11点ほど多く洗えます 。手持ちの食器の形や大きさによって、カタログ通りの食器点数が入らない場合もあるので、余裕を持った容量を選んで置くと安心です。
深型は、家族が多い、洗い物が多い、フライパンや鍋なども一緒に洗いたい、今後家族が増える可能性がある子育て世帯におすすめです 。

次回、国内メーカーと海外メーカービルトイン食洗機の比較に続きます。