2025.01.29
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
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第10回 寝室とクローゼットの機能性
とにかくシンプルに、簡単に、という考えが根本にあるわが家では、寝室と衣類収納の計画もできるだけシンプルになるように進めました。
カッコいい寝室やウォークインクローゼットにも憧れはあるのですが、予算にも限りがあるため、滞在時間が短い部屋は割り切ってつくっています。予算配分にメリハリをつける計画で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
快適に眠れる広さ
まず、寝室に求める機能はどういったものがあるか考えてみました。結局のところ、快適に眠ることができれば良い、ということ以外は思い浮かばなかったため、それを満たすためには何が必要かを設計に落とし込んでいきました。
【スペースは最小限に】
わが家のライフスタイルでいうと、寝室は寝るだけの部屋になります。平日も休日も朝早くから活動することが多いため、起きている時間で寝室にいることはほぼありません。そのため、寝室に割くスペースは最小限に設定しました。
今使っているシングルサイズのマットレスを2つ並べることができ、かつ通路の確保ができるスペースは約5畳ということで、その広さをベースに計画を進めていきました。
コンセントと照明計画
わが家の場合、寝室でコンセントを使うシーンは主に3つです。スマートフォンの充電と、フロアライトなどの照明器具で使うケースは想像しやすいかと思います。
もう一つ、空調系の家電を動かすためのコンセントを確保しました。これはエアコンだけでなく、サーキュレーターや空気清浄機などを含めています。
天井にはダウンライトを埋め込むのではなく、引っ掛けシーリングを用意しました。ダウンライトの場合、まぶしさを感じることがありそうだったので、引っ掛けシーリングにして後からいろんな照明器具に変えられるようにしています。
計画したコンセントが実際にどういう使われ方をしているかは、次回の記事でレポートします。
メインの衣類収納
メインの衣類収納となるファミリークローゼットは、限られた広さを可能な限り効率的に使えるように検討しました。
【ウォークインタイプはデッドスペースに注意】
わが家のメインの収納場所となるファミリークローゼットは、3畳のスペースを取っています。水回りが集まっている1階に配置できればベストだったのですが、土地面積の都合でそれは叶わず、2階の中心部に配置されています。
普通のクローゼットに対して、ウォークインクローゼットは踏み入る通路となる場所が必要になるため、どうしても収納の効率が悪くなりがちです。わが家では布団棚とバーを使いつつ、なるべくシンプルに、かつ収納量の最大化を目指して考えました。
こちらも、内部の詳細については次回に。