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2025.03.12
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
目線を切るための機能
こちら(水回りの記事)で紹介した下着・部屋着入れとしても活用している間切り造作収納の設置場所・サイズ・想定していた収納物についてご紹介します。
まず、収納としての機能はもちろんですが、水回りと目線を切るための機能のある収納を。かつ家の中心部となるため、スマートリモコンの設置位置を検討しました。
この要望を叶える収納として、設計士さんかこの造作家具を提案いただきました。
【高さ】
水回りを正面に見ることになるダイニングでは、立っていることよりも座っていることのほうが多いため、身長よりも若干低めの高さにしています。そうすると天井が切れることなくつながって見えるので、コンパクトなLDKでも圧迫感無く過ごすことができています。


緑色の部分がリビング・ダイニングの間仕切り収納。この収納で回遊動線が生まれました。

【奥行き】
収納の奥行は45cmで設計しています。計画当初、趣味の手芸用品を仕舞っているワゴンを収納棚の中に入れる予定でした。手芸ワゴンの奥行が45cmだったのでそれに合わせているのですが、住み始めてからすぐに手芸ワゴンの収納場所を変えてしまいました。
結果的に意味のなくなった奥行45cmですが、衣服を入れているカゴがきれいに収まり、A4サイズのファイルなども問題なく収まっているので、これはこれで良しとしています。

扉の横幅は柱を挟んで1300mmと910mmです。
また、棚の中はすべて可動棚にしています。
【扉をどう作るか】
収納前面は回遊動線の一部となっており、廊下としての機能を持っています。幅は90cmほどの決して広くはない通路になるため、開き戸にすると通路いっぱいに扉を広げてしまうことになるのですが、開き戸を採用。
引き戸にすると、片側からしか物を取り出せず、また若干ですが扉部分で収納の奥行を消費してしまいます。ここは人が通りやすいか、ではなく収納としての機能性を取ることにしました。

廊下とリビング・ダイニングの間仕切り収納のため、どのような扉にするか悩みました。
この間仕切り収納を実際どのように使っているか、完成写真とともにレポートします。