間取り用語集
この間取り用語集では、家づくりに役立つ間取りに関する専門用語をやさしく解説しています。
玄関クローク（げんかんくろーく）
玄関クロークとは、履物、コートや傘、ゴルフバッグやスキー用品といった日常で使う物から利用頻度が比較的少ないものまで多彩なものを収納できるように収納と下駄箱が一体となったもの。他にも「シューズインクローゼット」や「シューズクローク」などとも呼ばれる。
玄関とつなげてつくるのが一般的だが、床を室内と同じにするか玄関と同じ素材にするかによって、使い方が変わってくる。ベビーカーや自転車等を収納する目的でつくる場合は、土間仕様にすることが多い。外の物が気軽に置けて便利だが、土足で入れるエリアが増えるため、どうしても土汚れや埃が入りやすく、掃除の手間が増えることがデメリットとしてあげられる。
玄関クロークには、そのほかにもつくり方として、主に2つのタイプがある。
1つ目が「ウォークインタイプ」で、通り抜けができず、玄関の横に小さな個室が設けられたもの。広さや構造は間取りによってさまざまだが、1〜2畳ほどが一般的。
2つ目が「ウォークスルータイプ」で、玄関側と室内側で入口が2つ以上あるもの。玄関から玄関クロークに入って靴や上着を片付けてそのまま室内に入ることができる。室内のどこに抜けられるかによって、住む人のライフスタイルやニーズが強くあらわれる。ウォークスルータイプでは、家族と客人との動線を分ける目的でつくられることもある。
