2025.01.15
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
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第9回 洗濯は省スペースで時短へ
ランドリールーム、水回りで考えていたことは「家事動線をなるべくラクにしたい」「メンテナンスをラクにしたい」とにかく「ずぼらな私でも片づけられるくらいラクになる仕掛けをつくりたい」でした。
では、住み始めてから実際にそれらは計画通りに行ったのでしょうか?
動線について
まず、第一希望であるランドリールーム(間取り❶)、水回り、ファミリークローゼットをすべて同じフロアにする、というプランは叶いませんでした。そこで工夫したのが洗濯物を片づける場所を複数設け、乾燥の方法で仕分けをする方法です。
【間取り図❷の動線計画】
ハンガーで干したものは2階に上がる人がついでに持って行って、ファミリークローゼットへ。
部屋干しする際は基本的にランドリールームの天井から吊ってあるホスクリーンで干しています。子どもが大きくなると洗濯物が増えそうなので、ここで足りなくなってくるとユニットバスの中にも干す、などで対応しようと考えています。
【間取り図❸の動線計画】
乾燥機で乾かしたものは雑に畳んでランドリールーム、LDKの収納へ。
洗濯物を畳める場所がある家事室のような部屋にも憧れがありました。しかし、わが家の場合、実際は子どもを見ながらだとか、テレビを見ながら洗濯物を畳むことが多いので、家事室を作ったとしても使わなかったかもしれません。
都心部で家の広さが限られている場合、貴重な床面積を家事室に費やすべきか、それともリビングでテレビを見ながら洗濯物を畳みたいのか考えてみると良いかもしれません。
【間取り図❹ランドリールームの造作収納の設計の動線計画】
メンテナンス性も両立した造作収納はとても役に立っています。
引っ越し時の洗濯機と排水の接続は自分でやったのですが、作業性が考慮された設計のおかげで、煩わしいことは一切ありませんでした。
洗濯機の買い替えなどがあったとしても、棚をどける必要などがないのもありがたい点です。
工務店さんの提案で作られた造作家具です。
導入設備について
【ガス乾燥機】
もはや言うまでもないかもしれませんが、ガス乾燥機は生活が変わるほど強力な家電です。もともとドラム式洗濯機を使っていたのでですが、ドラム式と比較して、より短時間で乾かすことができるというのは強いです。
例えば在宅勤務中の昼休みの1時間で、布団のシーツを洗濯+乾燥までできると言われると、その威力が実感できるのではないでしょうか。
【間取り図❺ 造作洗面台】
収納や鏡、水栓などを自由に決められるのが造作洗面台の魅力です。わが家では鏡の裏に棚を設けました。この棚には歯ブラシや化粧水などよく使う小物のほかに、ドライヤーと電動ひげ剃りが収納されています。
ドライヤー、ひげ剃りはコンセントをさしっぱなしにして収納できるように計画しました。
ドライヤーはたまたま引っ越し前に買い替えることになったのですが、図らずも見事にシンデレラフィットしています。