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2025.11.26
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第28回 子ども部屋はどこまで造り込むか?
わが家の2階には3つの居室と一つのファミリークローゼットがあります。居室のうち主寝室とファミリークローゼットは過去の記事でご紹介しました。今回は子ども部屋と2階廊下について、設計の際に気を付けたことをまとめてみます。
子ども部屋の考え方
子ども部屋についての考え方は、家庭それぞれにあって一概に正解はないと思います。個人的な考え方としては、ある程度の広さは必要だと思っています。このある程度という基準も人によってマチマチですが…。私としては、子どもが一人の時間を満喫できる広さ、かつ、大きくなる頃には手狭になる広さが理想だと考えていました。都心で大学生が一人で暮らすためのマンション・アパートでだいたい6畳くらいだと考えて、5~6畳は確保できるように間取りを考えました。
また、方角に関しては南に窓を取れる配置で検討しました。親の寝室と違って、子どもは夏休みなどで昼間に家にいる時間も多くなることを想定して、できるだけ条件の良い場所に配置できるようにしました。
結果的に、将来的に2分割して二人分の部屋を作ることを視野に入れて、10畳の1部屋を採用しています。
階段を上がって吹き抜けを見下ろすホールすぐ横に子ども部屋があります。2階は3居室+ファミリークローゼットがありますが、子ども部屋は、一番日当たりの良い南側に10畳の広さで配置しました。
使うのは遠い未来ということが難しい
子どもは入居時点で1歳になるかどうかの頃で、どういう成長をするのかがサッパリわかりません。子ども部屋は子どもが一人で使えるように、と考えて作りますが、一人で使うのはきっと7、8年後あたりになるでしょう。
子どもがどういう成長を遂げるのか誰もわかりませんし、コンセントなど電気ものの規格のスタンダードがそのころまで同じなのかもわかりません。
そのため、子ども部屋に使うものはできるだけシンプルで、昔から不変のものだけを使うようにしています。特にUSBの差し込み口があるようなコンセントや、交換不可能なダウンライトなどは要注意と言えるでしょう。
できるだけ10年後でも現役であろうもの、ということでわが家では通常のコンセントと、引っ掛けシーリングを採用しています。
子どもが使うようになるのは、かなり先になるため、普遍的なもの、コンセントと引っかけシーリングのみ取り付けておくことにしました。
吹き抜け&室内窓を活かした空調計画
将来的に部屋を分ける場合は扉を二枚つけるのはもちろんですが、空調計画も一緒にしておくと、いざその時が来たときに困らなくて良いかもしれません。
わが家では、エアコンはいったんは一台を設置。エアコンがない側は吹き抜けにつながる室内窓を作ってあり、ここからリビングの空調を融通するか、足りない場合は増設をする予定です。
子ども部屋は、必要に応じて緑のラインで後から2部屋に分けられるように設計。エアコンについては、東側は吹き抜けを通じて1階からの空調調整が期待できると思い、西南の隅に1台のみ設置しました。
子ども部屋の東側の壁には吹き抜けに面した室内窓があります。開けて1階の空調を取り入れることも、閉めて光や音を遮ることもできます。
1階のLDKからの空調効果が足りなければ、後からエアコンを追加する予定です。



























