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2025.08.27
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第22回 キッチンの収納は足りている?【夢のマイホーム奮闘記】
前回の記事で設計段階についてご紹介した1畳のパントリーと+α収納の使用感についてまとめてみます。

キッチンで使うものや食品のストックでパントリーはいっぱいになりそうだったので、+αでもうひとつ収納を造りました。

今回は、1畳のパントリーとプラスα収納の使い方と使用感をレポートします。
【パントリー】
アールの垂れ壁は、設計士さんのおすすめで採用したもの。当初は「和風のわが家に合うだろうか…」と不安でしたが、塗り壁との相性が良く、程よいアクセントになっています。
冷蔵庫はパントリー内には入れられませんでしたが、キッチン側とツライチに配置することで、空間の統一感を確保しました。
給湯器のリモコンやブレーカーといった生活感の出る設備も、パントリー内部に集約することで、LDK空間から隠しました。これにより、キッチンまわりの見た目がすっきりした印象になりました。さらに、設計時に見落とされがちな天井点検口もパントリー内に配置しています。

設計士さんのおすすめアールの垂れ壁。思っていた以上にキッチンの良いアクセントになっています。
実際の収納量と配置
■外壁側の収納
・上段
ホットプレートなどの大型調理器具、紙皿やスポンジ、調理用手袋など、かさばるものをまとめて収納。取り出しやすいように無印良品の収納ボックスを活用しています。
・中段
大型電子レンジを設置。隙間にはレシピ本や食洗機のパーツを差し込み、夏はかき氷機を電子レンジ上に一時置きしています。
重さのあるオーブンレンジなどの大型家電を置く棚については、安全性を考慮し、通常の可動棚ではなく補強を施した固定棚を採用しています。
・下段
ゴミ袋やビニール袋、背の高い醤油ボトルなどのストックを保管。災害時用のミネラルウォーターもここに置いています。

■ダイニング側の収納
・上段
最上段はブレーカーがあり奥行きは浅め。お菓子の缶やポータブル電源のコードを収納。その下にはパスタなど長さのある乾物をまとめています。
・中段
子ども用のお菓子や風邪の時に食べるものなどを保管。子どもの手が届かない位置に置くのがポイントです。
・下段
コーヒー豆や茶葉、パン作りの材料など大人向けの食材を収納。床には米、プロテイン、ポータブル電源を置いています。
※最近は子どもが開けそうになってきたため、配置替えを検討中です。

【+α収納】
「+α」の収納スペースは、日用品のストックをメインに収納できるよう設計しました。さらに、玄関からLDKに入った際の目線の先になる場所ということも考慮し、一部を小物をディスプレイできるようなオープンなスペースにしました。これにより、収納としての機能だけでなく、インテリアとしての役割も果たしています。
この収納スペースには、中身が見えないよう扉を設置しましたが、足元はロボット掃除機の基地として活用できるよう、切り欠きを設けました。
毎朝、設定した時間になるとここからロボット掃除機が出てきて、LDKをきれいにしてくれます。5年以上前のモデルを使用していますが、扉が閉まっていてもセンサーが誤作動することなく、迷子になることもありません。

廊下の+α収納の上は小物を飾れるように。下の空いた部分からは、ロボット掃除機が出入りし、LDKと廊下を掃除してくれます。
・上段
ウェットティッシュやボックスティッシュなど。子どもが小さいうちは消費が多いのでまとめ置きが便利です。
・中段
キッチン・お風呂・洗濯用の洗剤ストックや、シャンプー・ボディソープなどの日用品を保管。
・下段
歯ブラシや掃除用具などの細々した物をまとめています。最下部の隙間には延長コードなども収納。

買い置きしておく日用品・洗剤類を収納しています。
住み始めてから約1年が経ちますが、収納量は十分。しばらくは不足を感じることはなさそうです。また、子どもの成長や家族の暮らし方の変化に合わせて配置を見直すことで、今後も快適に使えると感じています。
1畳分だけでもパントリーがあると収納量はだいぶ違います。現在キッチンまわりを計画中で、でもなかなかスペースが取れないから…とい悩んでいる方がいましたら、個人的には1畳パントリーをぜひおすすめしたいです。