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「 間取りと家電とレイアウト」 バックナンバー

物置のサイズと必要なスペース vol.17

2025.05.14

【執筆者プロフィール】

間取りの中で、家電に関するレイアウトをみなさんと一緒に考えていく連載です。レイアウト例、家電の成功と失敗の口コミ、コンセントの配置等、家電にまつわるトピックを取り上げていきます。
文・図:まっしんはやぶささん https://blog.kisekinomyhome.com//イエマガ編集部
間取り図:株式会社ホームプランニング1000 https://www.megasoft.co.jp/madori/

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収納する物に合わせて物置サイズを選ぶ

外部物置を選ぶ際には、単に「大きければ良い」というわけではありません。設置場所や収納するものに合わせて、最適なサイズと機能性を選ぶことが重要です。物置のサイズを選ぶ際は、まず横幅、次に高さ、そして奥行きの順で検討するのがおすすめです

特に限られたスペースに設置する場合は、この順で検討していきましょう。

■横幅の検討ポイント
物置には、設置時の作業・物の出し入れ・メンテナンス・掃除等をしやすくするため、設置場所の左右に10~20cmの作業スペースが必要です。また、窓の近くに設置する場合は、窓の開閉に支障がないか、採光を妨げないかという点も考慮する必要があります。さらに、将来的な拡張の可能性も視野に入れておくと安心です。

■高さの検討ポイント
物置は通常10~20cmの基礎ブロックの上に設置するため、物置本体の高さに基礎ブロックの高さを加えた値が実際の設置高となります。

設置場所に天井(カーポートの屋根など)がある場合は天井高を確認し、こちらも15~20cmの作業スペースを空けられるかどうかをチェックします。また、横幅同様に窓への影響は十分考慮が必要です。

奥行きの検討ポイント
外部物置の前面・背面に、設置時の作業スペースや、物の取り出しやすさを考慮してスペースが確保できる寸法を検討しましょう。外部物置の扉のタイプによっては、扉の開閉に必要なスペースも考慮する必要があります。

物置の設置に必要なスペースの目安です。
すぐそばに、エコキュートや蓄電池など、メンテナンスや将来交換の可能性がある大型の設備を設置する場合、それらの作業スペースが十分かどうかもよく確認しましょう。

物置の設置に必要なスペースの目安です。
すぐそばに、エコキュートや蓄電池など、メンテナンスや将来交換の可能性がある大型の設備を設置する場合、それらの作業スペースが十分かどうかもよく確認しましょう。

内寸の違いに注意する

同じメーカーの同じ外寸の外部物置でも内寸が大きく異なる場合があります

外寸が同じ物置のため、内寸が同じと思い込まず、カタログや製品情報をしっかり確認することが大切です。特に収納予定の家電のサイズが物置の内寸にぎりぎりの場合は、内寸の数センチの差で収納効率が大きく低下してしまう可能性があります。

実際に外寸がほぼ同じ、同一メーカー外部物置の比較です。

■横幅
どちらも外寸2160mmと全く同じですが、内寸は2045mm(A)と1963mm(B)で、82mmも差があります。

■奥行き
外寸は755m(A)と720mm(B)で35mmの差がありますが、内寸では655mm(A)と599mm(B)で、56mmもの差があります。

このように内寸は、外寸の差に比例するとは限りませんので注意してください。

物置(A)の外寸と内寸

物置(A)の外寸と内寸

物置(B)の外寸と内寸

物置(B)の外寸と内寸

横幅から考えていくときでも、奥行きを軽視して良いわけではありません。 奥行きが必要な大型道具・家電を収納する予定がある場合は、特に内寸の奥行きが十分かどうかを事前に確認しておきましょう。

奥行きが不足したために、収納効率が悪くなり、予定したものが収納できなくなる可能性があります。

奥行きは入れる物に合せて決めましょう。

奥行きは入れる物に合せて決めましょう。

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