2024.07.24
新築・リフォーム計画を立てる前に…「家づくりノート」をつくりませんか?この連載では、現在のライフスタイルや住居への不満を書き出したり、新しい家での希望の暮らしをみなさんが綴るノートづくりのお手伝いをします。家族・建築業者、家が完成するまでに関わる人たちと、いろんなシーンで役立てていただけるノートができますように。
敷地の使い方をあれこれ考える
間取りを一から自分たちで考えたいという人は、まず最初に土地・敷地をどのように使うかを考えることによって、具体的な建物の大きさや、どのような住まいの建築が可能か見えてきます。
まだ土地を見つけていない方も、敷地に必要なスペースのゾーニングを考えることで、何坪ぐらいの土地が必要か見えてくると思います。
今回から、家族で理想の間取りを考えるたお手伝いをするゾーニングに使っていただきたいノートをご紹介していきます。Excelファイルをダウンロードして、あれこれパズルのように、パーツを組み合わせてプランづくりにお役立てください。
家づくりノート【敷地のゾーニング計画~自分で間取りを考える1~】
①ソーニングのヒント
②ソーニングのヒント
玄関の位置を検討する(例)
①ソーニングのヒント
敷地を有効に活用するための情報、周辺についても詳細を描き込みましょう。※土地の形状はExcel上の画像ですので、頂点を編集して変形させてください。
電柱、道路、近隣の家の高さ、窓の位置などを書き込みます。住宅密集地の土地の場合は大切な採光のために、日当たりもチェックしましょう。
近隣にマンションなどがあり午後から光が入らない…などの理由で、中庭、吹き抜け(天井窓・トップライト)が欲しい場合、光の入りにくいところにつくらないよう注意が必要です。
②ソーニングのヒント
その土地の「用途地域」、「建ぺい率」、「容積率」、「斜線制限(高さ制限)」を役所で調べると、どれぐらいの大きさの家を建てられるかわかります。
また、面積によって工費が変わりますので、予算に合わせて、設計士・工務店に建築可能な床面積を考えてもらうか、1平米あたりの工費を工務店から聞いておくと考えやすくなります(目安として)。
ゾーニングから玄関の位置を検討する
道路の位置から車の出し入れができるスペースが限られていませんか? 居住スペースを考える前に、駐車スペースをどこに置くと便利か考えるとゾーニングがスムーズに進みます。
また、そこから人が玄関に入る動線が見えてきませんか?玄関の位置が決まると、次は建物の内部のゾーニングにつながります(次へ続く)。