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2025.04.09
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第14回 ファミリークローゼットの内部設計
わが家の大型の収納スペースは主にふたつあります。
ひとつ目は玄関土間で、こちらは靴箱や、アウトドア道具をしまうためのスペースで、もうひとつは2階のファミリークローゼットです。
メイン収納にしまうもの
ファミリークローゼットは、服や出番の少ない雑貨などをまとめてしまうための場所として計画しており、いわばメインの収納スペースです。
打ち合わせの段階でファミリークローゼットに収納しようと思っていたのは、以下の4つでした。
・外出用と季節ものの服
・セラミックヒーターや扇風機などの季節家電
・クリスマスツリーなどの季節ものの雑貨
・ルーターなどをまとめたネットワーク基地

2階の階段横につくったファミリークローゼット。
内部の構造・ゾーン分け【服を掛けるゾーン】
わが家のファミリークローゼットの中身は、ハンガーバーで服をかけるゾーンと、布団棚で収納家具を積み上げられるゾーンを作りました。
【服を掛けるゾーン】
まずはハンガーバーの配置についてです。
歩いて中に入れるタイプのクローゼットは、そもそもが通路になる部分がデッドスペースになるため、効率が良くないと言われています。その中でも、できるだけ収納量を確保するために、ハンガーバーが二段になる辺(図A)と一段のみの辺(図B)をつくり、掛ける服を分けることにしました。
二段になる部分は、上の段が床から1700mm、下の段が床から700mm、長さは共通で1650mmです。
そうすると、大人用のシャツなどを上に掛け、下に子どもの服を掛けられます。下のバーは子どもが大きくなると使わなくなる可能性があるため、取り外しができるタイプにしています。
一段になる部分は床から1700mmで長さは2250mm。ワンピースやロングコートなどを掛け、下に雑貨を収納してちょうど良いくらいになりました。
バーと壁は300mm離しています。近過ぎると服の肩が壁に当たり、遠すぎるとデッドスペースが生まれてしまうので、注意したほうが良さそうな点です。

約3畳の広さのファミリークローゼットをどう使うか…。

入って正面・左手がハンガーバーゾーン、右手に布団ゾーン。

ファミリークローゼットに入って左手の面は二段のハンガーバーを設置。


側面Aは二ハンガーバーで下段は取りはずすことができるようにしています。
【布団棚ゾーン】
布団棚には、衣装ケースを縦積みしています。衣装ケースの中には、衣替えするまで着ない季節ものの服や、登山など特定のアクティビティでしか着ない服などを収納しています。
横幅は1650mm、奥行は750mmです。実際はハンガーバーに掛けている服が占有している部分があるため、有効な横幅は1150mmとなっています。今のところ、棚の上と下で無印良品の衣装ケースが13個設置されており、かなりの収納量を担っています。


側面Cは布団棚を置いて引き出し収納を置き、季節外の衣類や特定のシーンでしか着ない衣類をしまっています。
その他の使い道
天井近くに奥行の浅い枕棚をつけてもらい、もともと置く予定だったネットワークルーターなどはそこに配置しています。ルーター近くにはコンセント4口とネットワークの引き込み口とLANポートをつけて基地にしています。
枕棚は、床から1800mmで、天井高は2250mmのため、大きなものは置けません。
ほかにも、床近くの低い位置にコンセントを設け、スティック掃除機の充電基地もつくっています。1階の掃除はロボット掃除機に任せているのですが、2階から階段までを掃除機で掃除をするため、クローゼットに充電基地を配置しました。

布団棚のある側面Cの枕棚にネットワークの引き込み口とLANポートをつけて基地を。
こちらの記事もご参考に「第11回 クローゼットと寝室の設計ポイント」。