2024.08.28
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
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第2回 建築会社を探しをはじめる
ざっくりとした予算計画と、ざっくりとしたイメージで複数のハウスメーカー、工務店へ話を聞きに行きました。私の気持ちとしては、元から工務店寄りではありました。
工務店に惹かれていた理由は、注文住宅という大きなもの、たくさんの部品が組み合わさって完成するタイプの大型プロジェクトは、関わる人が多ければ多いほど失敗する確率が上がると、個人的には考えているためです。
人は誰でも必ず失敗します。人の失敗というものは、物理法則のようなもので、誰にも責められるものではありません。一人がやらかしてしまう失敗は大したことが無いものだとしても、これが二人、三人、四人……と、些細な失敗が連鎖して、積み重なってしまったときに、取返しのつかないことになってしまう場合があります。
建築会社まわりスタート
ただし一方で、たくさんの人が関わることでミスをカバーできる確率が上がるという事実もあるので、人が少なければ良いというわけでも、もちろんありません。私としては、複数人のチームで手厚く取り組んでくれるハウスメーカーよりも、少数精鋭の工務店のほうが自分には合っているかなと思っていました。この考え方は、人それぞれですね。
そんなことを漠然と考えながら訪問したのは、ハウスメーカー2社、工務店2社でした。
工務店のほうは、問い合わせだけ行った会社が、そのほかに5社ありました。工務店はハウスメーカーほどの規模がないため施工範囲が限られていたり、行列ができて着工が3年後! なんて会社もあったりで、ご縁が無いところも多かったです。
ちなみに、私が最初に行なった工務店探しでは、こんなメールを会社宛に送りました。
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株式会社〇〇様
ホームページを拝見し、ご連絡をさせていただきました。
現在、〇〇市△区・□区、◇市西部で土地探しから始め、新築を検討しております。
もし上記エリアが貴社の施工エリア内でありましたら、
一度ご相談をさせていただきたいのですが、いかがでしょうか。
お手数おかけしますが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。
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完成見学会に行く
ハウスメーカーのモデルハウスはキラキラピカピカしていてスタイリッシュで、いわゆるホテルライクというのでしょうか、クールな印象でした。
しかし、第一回で述べたように、私の理想は派手でなく、つつましく、昔からそこにあったかのような雰囲気の家です。ハウスメーカーの家はどうにも豪華でカッコよすぎて、自分たちのような素朴な家族が生活しているイメージができないね、と妻と話していました。
本命の工務店2社との打ち合わせでは、”完成見学会”で実際に建てた家を見学させていただきました。2社とも外見も内装も大変好みで、自分たちの生活している姿が想像できてワクワクしたため、選択肢をこの2社に絞ることにしました。
仮に、A工務店、Z工務店とこの連載では呼ぶことにします。
A工務店は、ほどほどの住宅性能を標準としている工務店。Z工務店は、国内でもトップクラスと言っても遜色ない、高性能住宅を追求した工務店でした。
次回、選んだ2社からさらに1社に絞り込み、ざっくりと考えていた予算の見直しと、そこから始まった土地探しの話に続きます。