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2024.04.15
【執筆者プロフィール】
間取りの中で、家電に関するレイアウトをみなさんと一緒に考えていく連載です。レイアウト例、家電の成功と失敗の口コミ、コンセントの配置等、家電にまつわるトピックを取り上げていきます。
文・図:まっしんはやぶささん https://blog.kisekinomyhome.com//イエマガ編集部
間取り図:株式会社ホームプランニング1000 https://www.megasoft.co.jp/madori/
洗面室内のレイアウト例【洗濯機3】
前回取り上げた、1坪サイズの洗面室であれば、大型の洗濯機でも大抵の製品を設置することはできます。ここでは、さらに限られたスペースを有効活用するための対策を確認してみます。
階段下スペースを有効活用
大きな洗面台やランドリールームなどの実現が難しい場合は、階段下に洗濯機を置くことで、実質的に広い洗面室を確保できる場合があります。
天井が低い場所に設置できる洗濯機の特性を活かした方法ですが、蛇口の高さや洗濯機の利用とお手入れに必要な高さスペースが取れるかどうかは、事前によく確認ください。
※11kg以上のドラム式洗濯機は、幅600mm、奥行き約720mm前後となるのが一般的です(前回より)
奥行きの狭い洗面台前を活用する
一坪タイプの洗面室に、大型洗濯機と洗面台。さらに洗面室内に収納スペースが欲しい場合は、奥行きの浅い洗面台とその向かいのスペースを活用するのはいかがでしょうか。
●一般的な、浴室の近くに洗濯機を配置した例です。1坪タイプの洗面室に900mm幅の洗面台と隣り合わせでも、12kgの大型洗濯機(722×604)を置くことができます。排水口スペースは、この場合で約13cm幅を確保できています。
しかし、このレイアウトでは、収納スペースを設けることができません。
●洗面室と浴室の出入り口ドアを最短動線にしたことで、奥に洗面台と収納を配置することができました。奥行き250mmの浅いリネン庫を洗面室内に設けることができると大変便利です。出入りの動線の邪魔にならないよう、ドアのない縦型洗濯機と、片引き戸にしています。
この縦型洗濯機は、幅610mmありますが、900mm洗面台との間に約12cmの排水口スペースが取れています。
洗濯に、浴室の残り湯を利用しない場合、洗濯機を浴室から離して配置する方法も柔軟に検討に加えてみてはいかがでしょうか。
●浴室ドアの位置をずらす配置方法もあります。洗面台とリネン庫の間に浴室ドアが位置しています。奥行き722mmのドラム式洗濯機の前にドアを開くことができますが、洗濯機のドアが開いていると干渉する可能性があるので注意が必要です。