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2025.04.30
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第14回 【夢のマイホーム奮闘記】
玄関には大容量の収納をつくりました。わが家が戸建てを選んだのは、アウトドア道具の積み下ろしが簡単にできるから、ということも大きな理由のひとつです。外物置を用意できるほど広い土地ではなかったため、玄関で大量のアウトドア用品を収納することにしました。
アウトドア用品以外にも、収納したいと考えていたものがいくつかあります。当然ながら靴、そして子どもが大きくなるまではベビーカーや抱っこ紐など子ども用品もあります。さらに仕事用の鞄なども玄関に置くことを考えていました。
全体で30坪に満たない家でどれだけ玄関にスペースを割くか悩ましいところでしたが、それらの収容量を満たすために必要だったスペースが6畳でした。

希望を叶える玄関は、全体で6畳の広さになりました。
玄関の回遊動線
さまざまな検討を重ねた結果、玄関は回遊動線を取ることになりました。いわゆる家族用玄関、来客用玄関などと言われるパターンですが、わが家ではそのあたりは特に意識せず、収納を設けつつ散らからないつくりを考えた結果、この形になっています。
また、耐震等級3を担保するために、どうしても必要な壁もあり、それらをうまく使った形になっています。
玄関ドアを開けるとすぐに框があり、そことは別にシューズクローゼットへ入ることができるようにしました。アウトドア用品を始めとした大きな荷物を片づける場合は、すぐに玄関に入らずにこのシューズクローゼットを経由することになります。
靴箱(間取り図Ⓐ)をシューズクローゼットの通路側に向けているので、片づけをしつつ靴を仕舞うことができるようにしました。

玄関から室内とシューズクローゼットどちらにも行ける回遊動線に。
シューズクローゼットの内部
シューズクローゼット側の壁には一面の棚(間取り図B)を設けました。可動棚で棚板の高さは調整できるようにしています。
まずはキャンプ道具など、大物の荷物はこの壁収納に収められるようにしました。
シューズクローゼット入って左側にある靴箱(間取り図Ⓐ)も可動棚で、高さのある靴にも対応できるようにしています。

シューズクローゼットの奥の壁面には大きな物もしまえる収納棚を。
採光・照明・飾り棚
玄関の明かり取りとして地窓を設置しています。日中は外からの光を取り込み、夜は逆に家の明かりを駐車場に分けてくれています。
玄関の電気は人感センサーにしています。電球色で優しい色の明かりにしています。明るさは昼光色に劣りますが、家に帰ってきてホッとする場所でもあると考えて、優しい色のライトを使っています。
靴の脱ぎ履きをする框には手すりと、手すりにつながるように小さな棚を設けました。鍵など、小物を一時的に置いておく場所として棚の奥行を設計しました。
とにかく収納!をテーマにした玄関ですが、次回は実際にどんな使い方をしているかをレポートします。

室内側から見た立面図。玄関ホールの正面に地窓があります。昼も夜も室内と外に光をつなげてくれます。