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2025.03.26
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第13回 LDK・廊下の間仕切り収納
今回は、前回ご紹介したLDKと廊下の間仕切り機能を持たせた造作収納の完成写真と実際に使っている様子をお届けしますします。

緑色の部分が間仕切り収納。
LDKの収納として希望したこと
LDKは滞在時間が長い空間になるため、いろいろな「物」が必要になります。例えば爪切り、例えばボールペン、のり、テープ、ハサミ……乱雑で分類するには難しく、散らかりがちな小物を使用するシーンが多いです。
そういった小物をしまう収納をLDKに用意すると、どうしても微妙にスペースを取ってしまうため、この造作家具には下着や部屋着だけでなく、そういったLDKで使用する可能性があるものを収納できるように設計しました。
とは言え難しいことは考えず、中身をすべて可動棚にしています。収納自体はシンプルに造り、箱や仕切りを後から入れることで要求する機能を満たすようにしています。

こちらが完成した間仕切り収納(赤丸印のところにスマートデバイスを置いています)。

扉はいろいろと検討した結果、物が取り出しやすい開き戸に。

間仕切り収納からダイニングを見たところ。緩く視線を遮っています。こちらは下着・部屋着類の収納です。
スマートリモコンの基地としての機能
この造作収納の位置が、家の中心となります。そのため、屋内のスマート家電を動かす基地としての機能を持たせることにしました。
特別に難しいことをしたわけではないのですが、意識したのは2点で、母艦となるスマートデバイス(※)の設置位置と、コンセントの位置です。屋内、場合によっては屋外の機器と通信するため、遮蔽物をできるだけ減らすために収納の中ではなく外に設置することにしました。
そうなると問題になるのはコンセントの位置ですが、これは収納の中に設け、造作収納の天板に穴を開けてコードを出せるようにしています。
床の位置にコンセントを設置することも検討しましたが、将来リフォームをすることになった際に、床のコンセントが何かの障害になると良くないということで、収納の中に壁付けでつけています。
※学習リモコンを制御する製品「Google nest hub」を設置しています。ここから家全体の温湿度をモニタし各部屋のエアコンを動かしたり、1階の照明やテレビを音声コントロールしたり、屋外の監視カメラを制御できるように設定しています。今のところ問題なく稼働しており、作戦は成功でした。
実際どのように使っているか
内部の可動棚の調整は一通り落ち着き、今はほぼ動かしていません。下着・部屋着類を収納している右側の棚は、一人につき一段を割り振って、カゴの中に衣類を放り込んでいます。収納量にはまだ余裕があり、今は使っていない花瓶をぜいたくにしまっています。
反対の左側、日用品を仕舞う棚には、ペンやハサミなどの小物、マスク、家電の保証書や家の書類を収めるスペースを作っています。このスペースがあるおかげで、LDKに収納家具を置かずに済んでいます。家を建てた直後は高頻度で使用することになるであろうメジャーなどもここにあり、かゆいところに手が届く収納スペースになっています。

廊下側から見た間仕切り収納。

右側の収納には下着・部屋着類を。1人1段使用しています。

収納の奥行は45cm。A4サイズのファイルもきれいに収まっています。