
2025.04.30
新築・リフォーム計画を立てる前に…「家づくりノート」をつくりませんか?この連載では、現在のライフスタイルや住居への不満を書き出したり、新しい家での希望の暮らしをみなさんが綴るノートづくりのお手伝いをします。家族・建築業者、家が完成するまでに関わる人たちと、いろんなシーンで役立てていただけるノートができますように。
玄関の広さ・収納量・動線
玄関のゾーニングに続いて、収納の詳細を考えるときに活用いただきたいノートをつくりました。
靴箱のサイズ、ベビーカー等を置くための玄関土間スペース、家族全員のアウターを掛けておくクロークスペース…。全体の収納の広さを決めて、内部の棚づくりの検討も必要です。
・靴用の棚
・アウトドア、スポーツ用品など奥行きの必要な棚
・服を掛けるバー
のパーツも準備しました。
家づくりノート【玄関収納の内部を考える】
①玄関収納のゾーニング パーツ類
シート②ソーニングのヒント
シート③内部設計あれこれ

どんな収納をつくるかしまいたいものをリストアップして広さや内部の構成のイメージを膨らましてください。

棚の配列と動線
物の量からだいたいの収納の広さが決まれば、次は動線と内部の収納棚を検討へ。ポイントは、動線は通り抜けにするか、部屋タイプにするか。または外部から直接は入れるようにするというプランもありますね。
棚の配置は壁面にⅠ列、向かい合わせたⅡ列、L字型と様々です。通り抜けないクローゼットの場合は出入り口以外の壁をすべて収納のために最大限に活かせます。シート③には、3つのタイプのレイアウトを載せています。あれこれ動かしてご利用ください。
【シート③内部設計あれこれ】
プラン例
「通り抜けない土間クローゼット」
…シューズクローゼットの開口を玄関土間とだけ繋いだ場合、開口以外の壁面をすべて収納に使うことができます。衣類、防災用品、外で使うものすべてしまいたい、収納部屋をつくりたいときにおすすめです。
「通り抜けない土間クローゼット」
…シューズクローゼットを通り抜けて、室内に入る動線。L字型に収納棚を配置します。しまいたいものが入りきらない場合は、土間に幅の狭い収納で対応。2カ所に収納をつくるプランです。
「コート類たっぷり収納」
…シューズクローゼットからも玄関からもどちらからも家に入れる動線の配置。内部は、棚をつくったり、家族全員のアウターを掛けるハンガーバーを設置したり、土間部分を広くとって、ベビカーやものの一次置き場所にも自由自在です。


