イエマガ：おうちのまわりには新しい家がたくさん建っているんですね！　最初に、こちらの土地と建築業者の方との出会いについてお聞きしたいと思います。

奥さま：この土地は不動産会社に勤める友人に探してもらいました。土地を購入してから、ハウスメーカーや工務店を探さないと、と思っていたのですが、その友人から独立開業したての大工さんを紹介してもらったんです。その方にお会いして、家の建築をお願いしようとふたりで決めました。

イエマガ：すぐに決められたのですか？ほかにモデルルームなどもまわらずに？

奥さま：ほかは、探さなかったですね。悩むこともなかったです。ご夫婦でお仕事をされている大工さんで、初対面でおふたりともとてもまじめで責任感のある方だなと、それに設計・デザイン担当の奥さまのセンスが伝わってきて、いい家ができるだろうなと思って。

ご主人：本当に、家づくりに熱いお二人でした。
木材にもとても詳しく、こだわりがあって、下積みも長くて。最初にお会いしたときに、ある程度希望を伝えたらあとは、プロとしてのこのひとたちのセンスと考えに任そう、と思いました。

イエマガ：最初に伝えた希望とは？

奥さま：間取りを考えて、見積もりを出してもらうまでに私たちが伝えたことは４つだけです。

まず、アイランドキッチンにしたいこと。旗竿地で北側以外に玄関をもってくることができなかったので、暗い玄関にならないようにしたいとうこと、大きな仕切りのない子ども部屋があること。

ご主人：それと最後に僕の書斎。新しい家には、小さくても仕事に集中できる部屋が欲しかったんです。

この４つを伝えて、間取りを考えてもらったのですが、完成まで最初にだしてもらったものを大きく変更することなく、進んでいきました。