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ホーム間取り 家づくり日々勉強!できるだけ工夫してローコストで家を建てました!

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まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

http://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん 
http://amachakoubou.com/

それならば!と、2軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
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イラスト:天野勢津子さん 
http://amachakoubou.com/

施工方法が気になる(第29回)一方で、太陽光パネルは国内メーカー2社のどちらかにしたいと考えていました。

受光量が多いバックコンタクト方式で、発電効率が高い
単結晶と薄膜シリコンのハイブリッド方式で、夏場の発電に強い

これらに絞り込んだのは、

・どの業者も口を揃えて必ず薦めてくれるメーカー
・どちらも、わが家の屋根に横に4枚ほぼぴったり並ぶ相性の良い寸法
・やはり国内メーカーが安心。高くても高性能だとお得なイメージがあった。

などの理由からです。

B社は、太陽光を遮る電極をパネルの裏に配線し、受光面積を増やしているという特徴が魅力です。その分、パネルあたりの出力が高く、年間発電も最も大きい予測が出ていました。

一方で、B社より少し出力が低く、発電量予測も下がるものの、実際の発電ではB社を上回る可能性があると薦められたのがE社です。

その理由は、太陽光発電が熱に弱いという意外な特性と関係がありました。 実は一般的に、年間で最も発電するのは5月で、日差しが強い7月や8月は落ち込むそうなのです。 しかし、E社の薄膜シリコンと単結晶を組み合わせたパネルは熱に強く、夏場の高温時でも発電量が落ちにくいという特性を持っています。

当時、市場でも人気を二分する有名メーカーだったため、どちらも甲乙付け難く、後は金額面が問題と考えていました。

 

 

 

さまざまな業者から見積をもらった結果、やはりハイブリッド方式のE社のほうが少し、安いことがわかりました。B社とE社のどちらも24枚搭載した場合での比較ですが、出力値も年間発電予測もB社のほうが上回ります。

しかし、E社推しの業者からは、ハイブリッドの効果に加えて、もともとE社は発電予測を厳し目に出す傾向があるため、B社同等または上回る発電ができる可能性があるという意見がありました。

以前に、B社のパネルを28枚搭載し6.72Kwにできる提案(第27回)もありましたが、24枚にとどめたのには理由があります。システム出力が大きくなると、パワコンと言われる発電した電気を変換する機器が2台必要になるため、費用が大幅に高くなるからです。

知人のアドバイスでkw単価が30万円以下を目指していたのですが、28枚にするとkw単価41万円にもなりました。10kw以上のパネルが載るならパワコン2台にしても無駄がなさそうなのですが、そこまではわが家の屋根の大きさが足らないので、パワコン1台で済む枚数が良いと考えました。

5.55kwで159万円(9年間で初期費用を回収するプラン。第27回)という金額には届かないものの、E社パネルの最低価格174万円であれば、kw単価31万円と、ほぼ目標に近いラインとなりました。

ちょっと心残りがあるものの、もはやこの条件が限界かなと思ったこの後、予想もしない展開がありました。

ある日、ネットで問い合わせた後、音信不通ですっかり忘れていた業者から、約20日間ぶりに見積もりの回答が届きました。

内容を見ると、6.4kwで税込209万円。補助金を引いた実質負担では176万円となっています。 金額では、E社の条件とあまり変わりませんが、パネル32枚で6.4kwと一回り大きな容量です。パネルが海外メーカーF社のため安いのだろうと思いましたが、見積もりを見ると5.5kwのパワコン1台のみになっています。

おかしい…。これではせっかくパネルを6.4kW付けても、パワコンが5.5kWしか処理できずに意味がないのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

すぐに、この見積もりをくれた業者に電話してみると次のような説明がありました。

「大丈夫ですよ。太陽光パネルは常に目一杯発電しているわけではないですから」

担当者さんはさらに、確かにパネルがパワコンの性能以上に発電した時は、発電した電力の一部を捨てることになりますが、その割合は限られているため、パワコンの容量より大きなパネルを搭載して発電量が多くなるメリットのほうが大きいと言うのです。

このパワコンよりも、太陽光パネル容量を大きく設置することを「過積載」と呼ぶそうです。パワコンが1台なら、初期費用だけでなく、メンテナンス費用でもメリットが大きいのですが、メーカーによって過積載への対応と保証が異なるようです。今回、見積りを取ったメーカーでは、正式に認めている利用方法ということで安心しました。

過積載と海外メーカー製を組み合わせた選択肢を得て、あらためて複数の業者で3社比較の見積もりを取ってみると、なんと!さらに30万以上も安い金額を叩き出すところが現れました。

補助金を差し引いた実質負担額は143万円、回収年数はまさかの5.2年になります。 とうとう、9年で回収できるプランを超えました!

ちなみに、購入にあたっては、ある業者さんに教えてもらった銀行の太陽光専用の金利1%ローンを利用することにしました。当初よく紹介される業者の提携ローンは、たいてい2.75%なので、かなり低い金利なので飛びつきました。

150万円を8年間で返済するプランにしたのですが、月額約1.6万円の返済になります。一方で余剰売電予想を1カ月平均でみると、約2万円相当です。 ということは、ローンを返しながらでも、いきなり毎月4千円程度のプラスになる計算が成り立ちます。

当初、ギリギリの予算で注文住宅を建てたばかりなのに、さらにローンを組んで太陽光を付けるなんて、とても贅沢な気がしましだか、当初からプラスが見込めるのであれば安心できます。

海外メーカーは性能と保証が心配という先入観があったのですが、このコストパフォーマンスを見せられると、グウの音も出なくなりました。パネルあたりの発電性能は、国内メーカーにはかないませんが、わが家の屋根面積を最大に活用して発電量を稼ぐ方法も気に入りました。

偶然にも、このメーカーは塩害に強いのも、海に近いわが家の地域には嬉しい特徴です。

ということで、我が家の太陽光発電は、結果的にネット販売の条件を大幅に上回る条件で見つけることができました。当初は回収に15年かかるという業者もあったのですが、最後まで諦めずによく調べたかいがありました。

あとは、予想通り、いや予想以上に発電してくれることを祈るばかりです。

〜編集後記〜

根気よく探してみるものですね。一番安かった9年で初期費用を回収するプランを目指されてましたが、もっともっと早く返せるメーカーが見つかるとは。「過積載」に挑んだ結果は、どのような発電量になるのでしょうか…。さて、次回からは、【完成編】に移ります!まずは玄関から。家が建ってから気づいたこと、DIYしたこと、工夫してよかったこと等など、完成後の様子を写真とともに綴っていただきます♪

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2019年5月8日
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