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ホーム間取り 家づくり日々勉強!できるだけ工夫してローコストで家を建てました!

ローコストで家を建てました! 間取りでモジュールの違いを体感する
ローコストで家を建てました!

間取りでモジュールの違いを体感する

まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

http://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん 
http://amachakoubou.com/

それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
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イラスト:天野勢津子さん 
http://amachakoubou.com/

廊下のスペースをリビングに

間取り検討は、第4回で紹介した規格住宅のアレンジから始まりました。

この規格住宅は、32坪。なんとか自由設計の注文住宅ができそうとわかったのですが、わが家の予算では30坪程度に抑える必要があります。

リビングの広さを維持しながら、床面積を縮小などできるのでしょうか? そこで、注目したのが廊下スペースです。

廊下の壁をなくしてリビング階段にすれば、廊下がリビングの一部になるという考えです。

32坪の企画住宅の間取りと30坪に減らした間取り

結果は…数字上は変更前同等の17.2畳のLDKを維持できました。しかし、広がった位置があまりよくありません。

この位置で増えても、あまりリビングの広々感は感じられないでしょう。やはり、面積だけではダメなようです。一応収納を増やせたメリットはあるのですが…。

 

 

 

 

今以上の広さのLDKは無理?

前回ご紹介した30坪の間取りを見返します。工夫の数々を知って自分でも試行錯誤してみたくなりました。しかし、実際に間取りソフトで見ていると、少し違和感がでてきました。

というのも、バランスの良い魅力的な間取りですが、LDKは約13.44畳と目指す広いリビングからは程遠く…

30坪の間取り

「どうして、今住んでいる家より狭くなるの?」
(現在、LDK15.25畳+和室4.5畳+WIC)

実面積だけで間取りは決められないと教えられたものの、建売では30坪で、16畳LDK+和室付きの家をよく見かけるので、今一つ腑に落ちません。

30坪の建売の間取り

その原因は、メーターモジュールにありました。

メーターモジュールは、居室以外が広々?

ハウスメーカーのモデルハウスで体験したメーターモジュールでつくられた家。広々感ある廊下や階段・トイレの余裕ある雰囲気には憧れを感じていました。

しかし、そこにはからくりがありました。 建売では一般的な910mm単位の尺モジュールに対して、1000mm単位のその名の通りメーターモジュールは、わずか90mm幅広なだけだと当初は思っていました。

ところが、この違いがもたらす居室の広さへの影響があまりに大きいのです。

廊下や階段だけでなく、トイレや浴室、洗面室や収納スペースに至るまで、全てこの単位で広くなります。その割合は、なんと面積比120%!

尺モジュールメーターモジュール

このため、尺モジュールでは居室に割り当てられる面積が、メーターモジュールでは、他のスペースにちょっとずつ吸い取られてしまうということなのです。

これでは、いくら頑張ってもリビングなどの居住スペースを広く取ろうとしても上手くいかないわけです。

ちょっとずつ他のスペースに吸い取られる

 

 

 

尺モジュールに挑戦!

尺モジュールで間取りの改良にチャレンジです。 メーターモジュールと一緒に尺モジュールの間取りも見せてもらっていました。

こちらもよく似た間取りですが、和室の位置が広めのウッドデッキになっていました。リビングが広いのは魅力なのですが、やはり希望する和室に変更し、廊下を取り除いてと…試行錯誤の結果、16.5畳の広いLDKを確保!狙い通りです!

16.5畳のリビングGET!

ダイニングからリビングのつながる間口も広くなり、さらに開放感がアップしました(A)。

LDKの間口が広がり開放感が増した間取り

しかし、広々している分LDKの真ん中あたりに柱や壁がありません。このまま建てられるのかどうか、素人では判断がつかないのが難しいところです。

 

構造的に可能かは疑問 憧れの土間収納。狭すぎるかも。 どうしても洗面室がL字型になる

総2階の構造がシンプルでローコストと聞いたので、1・2階それぞれ15坪ずつを意識しましたが、これがなかなか厄介です。

2階に影響が出るので1階でちょっと広げるという調整ができません。 憧れの土間収納(B)を総2階に収めようとすると、かなり小さなスペースとなりました。

もっともどかしいのが、L字型の狭苦しそうな洗面脱衣スペース(C)です。 無駄なくスペースを埋めることと、使いやすい空間の確保の難しさを思い知ります。

廊下のない間取りのトイレはどこに?

さらに改良を続けると、家が長方形になっていました。

洗面室が正方形になり、土間収納も少し広くできたのですが、ダイニングから出入りする階段下のトイレ(D)が問題です。

今考えると階段下のトイレを0.75畳にしたのは無理がありましたね。狭すぎて、階段下で頭を打ちそうです…。

階段下にトイレを押し込んだ間取り

 

ダイニングの真横にトイレ…カウンターや本棚で収納を+奥行きが深すぎる収納。

ダイニング真横のトイレは、まずいなぁと思いつつ、リビング真横のトイレ(G)も位置的に迷います。これは、廊下のない間取りで、リビングの広さを優先した弊害です。

リビング側にちょっとしたカウンターや本棚スペースで、収納を増やそうと欲張ったのも、トイレの縮小に影響しています。 しかし、収納を確保しておかないとリビングにものが溢れそうで心配です…。

まだまだ検討が必要ですね。どうしても理想的な間取りにすると床面積が増えていきます…。次回はその解決策とできあがった間取りの公開です!

〜編集後記〜

ダイニングに面したトイレか、リビングに面したトイレ。どちらも避けたいような…。どうやら、家族が希望する広いLDKを叶えるためには、ほかにも工夫が必要なようです。どんな工夫か?続きは次回をお待ちください♪

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2017年6月21日
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