イ:デザイナーのケビンさんと100回以上も打合せして決められたという間取りのなかで、たくさんおありだと思いますが…どのようなところを工夫されたのでしょうか?
Yさん:はい、たくさんありすぎて…。その中でも一番は主寝室とそれ専用のバスルーム部分ですね。
主寝室の間取りについてはガレージの話からしなければなりません。
こちらの家は車2台分のインナーガレージが一般的です。ちなみに私は7x6mにしたので家の間取りで一番大きいです。この大きさだと敷地内のどこに配置するかは選択余地はほとんどないですが、大きいがゆえにどこにドアを付けるかで他の間取りに多大な影響があります。
生活をしていく中での動線を考え、今とこれからのライフスタイルに合った間取りにするにはガレージへの出入りが容易でなければならないこと、主寝室とは遮断されていることの2つが重要でした。さらに主寝室は寝るだけのスペースにして、一つのベットを使うけど極力お互いの睡眠を妨げないことも考えて間取りを考えました。
イ:ガレージへの出入り口の横にもトイレがありますね。トイレは1階に2つあって、お客さま用として使い分けされているのでしょうか?
Yさん:ガレージへのドアの横にあるトイレは、主にお客様用に設置しました。それとガーデニングとか外で何かをしているときや、ガレージで何かをしているときにアクセスしやすいように。主寝室専用のトイレは2人だけの、もう一つ2階のバスルーム&トイレは他の家族や来客時のためにプライバシーを考えました。
こちらでは一般的に2バスルームです。間取りを考えたときに自分達のライフスタイルに合わせましたが、将来売るときのことも考えていたので、あまりに奇抜な間取りにはしませんでした。が、キッチン、パティオ、ガレージを除く間取りは全て小さ目です。体の大きいオーストラリア人には窮屈に感じるかもしれません。 |