家づくりの先輩たち「イエマガサポーター」に聞いた成功・失敗の体験談や口コミ情報。
自分で間取りを考えてみたい人に。ゾーニングから家具配置、インテリア計画までの基礎知識。>>
新築、リフォームのプロに聞いた、間取りへの人気リクエスと施工例をご紹介。>>
要望した間取りの中で、良かったことや改善したいと感じていること。>>
最後にご紹介したい特徴は、「キッチン・ダイニング」を家の一番良い場所に配置している家が多いということ。例えば、このお家。「ピサ県」の街に近く、別荘ではなく住居として使えるロケーションに建つ古い農家をリフォームしています。 |
日本なら庭に面した開口前に、リビングを持っていきたいところ。 最初、右側のダイニングは「お客さま用?」と思ったのですが、半円の開口から家中が丸見えなので、家族や親しい友だちが集まって食事する場所でしょうか。賑やかに食事をする様子が目に浮かびます。 このように、ダイニングが2つなくても、明るく開口の広い位置にキッチン・ダイニングを置く間取りが多くありました。 また、庭にはパーゴラ(日陰棚)がある家がたくさん!そこには必ずダイニング・テーブルを置かれています。庭に面した最良の位置にキッチン・ダイニングを置くのは、パーゴラで頻繁に食事を楽しむのに便利だからか、料理・食事の時間が家族にとって一番大切だからか…どちらにしても、おいしそうで楽しそうなイメージが広がります。 |
最後にまとめです。 丘の多いトスカーナでは、街を見下ろす(景色の良い)方向に庭をつくり、庭と家の間にパーゴラを置いて、食事が出来るようにする。そして、パーゴラの近くにはキッチンを配置。そのほかは、リビング・寝室・バスルームなどに割り当ててる…という家が多いという調査結果となりました。 そんな特徴を取り込んだ新築の家の間取りを発見。海岸沿いの「リヴォルノ県」の美しい丘に、ブドウ畑も近く、うっとりうするよな景色に建つ家です。 その物件に書かれたトスカーナの住宅の特徴を要約すると… ・明るいキッチン そしてこちらがその間取りです。 |
確かに、この間取りは、すべて部屋から外に出入りできます。どこにいても外を身近に感じる間取りです。キッチンも最良の位置にあり、わたしの調査結果と同じ特徴です♪ただ、パントリーが間取りに組み込まれているのはこの間取りで初めて見ました…。 もちろん外観も石を使って建て、インテリは暖炉などを置いて、アンティーク風に仕上げられます。新しい家を、古い建物に似せて建てることも、古い外枠を壊さないよう慎重にリフォームすることも、どちらも大変だと思います。それでもこの土地のイメージを崩さない家を建てるイタリア人の景観への美意識を感じました。 ぜひ、皆さんも機会があれば、イタリア・トスカーナの間取り検索してみてください。間取りだけでなく外観・室内の素敵なインテリアが楽します。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「この国、この都市、この町の家の間取りを調べて」等のリクエストもお待ちしております〜! |
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