サーモメーター付きのマシーンがデバイススタイルから販売されています。このメーターを見つめながら抽出を待っている姿はまるで本物の「バリスタ」です。
でも実は、メーターは温度上昇を確認するためだけで、特に操作には関係ありませんし、レバーもカフェポッドと呼ばれるコーヒーの粉を丸く固めてパックしたものをセットするためだけにあるのです。つまりポッドを置いて、ボタンを押すだけでできあがり。失敗知らずで、でも見た目はプロの香り。
最近では、コーヒー製造会社はこぞって各種ポッドを販売しています。これにともなってポッド専用マシーンが主流となりつつありあますが、粉専用、粉とポッド兼用タイプも売られています。
さて話は変わりますが、ある日、某百貨店のキッチン用品売り場をぶらりと歩いていました。すると若い(30代〜40代)男性のひとだかりが……。キッチン売り場に男性が集まるとは不思議な光景です。近寄ると、そこは「ネスプレッソ」というコーヒーマシーン売り場でした。
ネスプレッソとは、ネスレ株式会社が開発したコーヒーカプセル専用マシーンです。
これの魅力はなんといってもカプセルをセットするだけの簡単操作と、カプセルがカラフルに色分けして12種類もあることでしょう。1社からこれだけの種類を用意されると、ついつい買い揃え、飲み比べ、飲みすぎて、胃が痛くなる…というパターンになりかねないという不安を持つのは筆者だけでしょうか。