『坪数を算出するために、ほしい部屋をどんどん配置していきましょう。１階も２階もすべて、1階平面図にすべて配置していくのがコツです。
（中略）
以上の部屋の面積をすべて足すと、今回の例では37.75坪となり、当初の予定である延べ床面積に収まりました。これで予算どおりの計画が進められることが分かります。

また、1階に必要な部屋とホール、階段だけを配置して面積を確認してみましょう。そうすればケンペイ率も確認できます。』
（4-2『必要な部屋を配置して
予算を把握する』122頁より）

『１階の間取りづくりを始めていきます。その際、水回りや階段をまずは考えずに検討します。
一度に間取りを決めていかないのかと思うかもしれませんが、家族全員と打ち合わせをしながら、間取り作成の初心者がプランを書くのですから、少しずつ形づくっていくことが大切なのです。
（中略）
業者と間取りを決めていても、何かの拍子で違う間取りが気になってしまい、変更をして、住まいが完成してから「あの間取りがよかった」「もっと間取りを考えればよかった」という後悔が一番嫌ですし、多いのです。
そこで、水回りや階段、押し入れを除いた居室だけで、いくつものパターンをつくってください。それにより後悔もなくなりますし、さまざま検討したうえでのプランであれば、後の変更も少なくなります。』
（4-5『最初の間取りづくりは居室のみで考える』130頁より）