Ｋさん：実は隠しているんです。テレビも布団も、小物とかいろんなものが、この引き戸の中に入っているんです。

イ：テレビが見えないと、部屋の雰囲気が大きく変わりますね。和室になんでも入れられる収納とはいいアイデア。すっきり片付いているのは物をあまりお持ちでないというわけではないのですね。

奥さま：いえいえ。見えないけれどたくさん物はあるんです。隠しているだけです。

Ｋさん：収納については、できるだけたくさんつくってもらいました。玄関収納も１畳ぐらいあって、ベビーカーなどいろいろとしまってます。

イ：造り付け以外の家具もほとんどありませんね。ソファもダイニングセットもないし、家具は土間の２つだけですか？

奥さま：そうなんです（笑）。家具を置くスペースがもったいないですから。ベッドもないんですが、建築士さんに何度も確認されました。本当に置かないんですか？って。なので寝室はベッドを置くと狭くて通れない大きさです。

イ：無駄なスペースを極力つくらないということですね。そして、建ぺい率の規制が厳しいだけあって、外構を広く取られていて、拝見するのを楽しみにしていた縁側の前にはきれいな松。

イ：お庭は造園業者さんに頼まれたのですか？

Ｋさん：はい。造園業をしている友人にお願いして。松は一緒に選びに行きました。

イ：天気のいい日に、窓を開け放つと気持ちいいでしょうね。家で過ごす時間が楽しくなりますね。

Ｋさん：そうですね。もともと家で過ごすのが好きなので。縁側で爪を切ったり（笑）、景色を楽しんだりして、気持ちいいですよ。