奥さま：壁には、杉板と珪藻土を主に使いました。クロスを使ったのはキッチンなどほんの一部。
システムキッチンの使い勝手に憧れもあったのですが、造作でカウンターの高さを少し高めにしてもらって、中が丸見えにならないようにしてもらいました。

Hさん：義母の部屋は1階南側の玄関横に位置しているので、1階の部屋はすべて引き戸にしてバリアフリーにしました。
最初は義母の趣味（お茶）に合わせて畳部屋がいいと思っていたのですが、「ベッドを置く部分だけひのきの板の間にしたらどうですか」と言われて、なるほどと思い、そうしました。少し大きめの納戸も付けたので、「何でもしまえるので便利」と喜んでくれています。
それから、リビング代わりの和室。これは、食事のあと畳の上でくつろぎたかったので（笑）。広縁にもこだわって、ひのきを使っています。

奥さま：7年前の家づくりのときに感じたのは、私たちの声が全く届かない、ということでした。ひとつ要望を言えば「オプションだから追加料金が発生します」と言って、お金の話ばかり。最後には、業者に対して何も言えなくなってしまったんです。
でも、今回は違いました。私たちが「こうしたい」と言えば、その場ですぐに反映してくれました。しかも追加料金がかからないので、言いやすかったですよ。

Hさん：その点は、小さい工務店ならではの良さがあると思います。