大矢さん：僕自身がリビングが好きだから。社宅にいたころは、ひとつの部屋に家族が集まって、そこで食事をしてテレビを見てパソコンをして、っていう状態だったんですよね。
狭いからしょうがなくやってたんですけど、ある意味それはそれでいいなぁと。ワンルームのような多目的リビングを作りたかったんです。

ホームシアターでもあるので、窓にはシャッターを付けています。設計者から「シャッターなんて見栄えが悪い！」と大反対されたんですけどね。「冬には大きな窓の断熱にも役立つから」と言って、必死に説得しました（笑）。

これだけ大きな吹き抜けだと工事も大変だったみたいで、このリビングにジャングルジムのような足場が作られていたんですよ。
その関係もあって工事がどんどん遅れるので、こっちもつい調子に乗ってあちこち追加したり変更したりして、ますます遅れて……結局10か月もかかってしまいました。

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