家事に育児に仕事に……毎日忙しいお母さんのホンネとは? 「お母さんのひとりごと」は、一般公募で選ばれたお母さんたちによるリレーエッセイです。
田舎育ちの私は近くに親戚も多く、いとこの中でも一番年上ということもあり、小さい子供の世話をよくしていたので子供は大好きでした。比べて都会育ち(?)の主人は末っ子ということもあり、ほとんど子供と接したことがなく、子供とは何か得体の知れないもののように思っているフシがありました。
案の定、結婚した当時は「ずっと夫婦二人きりでもいい」と言っていたのですが、結婚3年目に娘が生まれると主人の今までの価値観がすっかり変わったようです。たまたま仕事が忙しくなかった時期とも重なり、まさに「おっぱい以外の世話は全て経験あり」となりました。
寝かしつけはもちろん、わが家では歩き始めるまで布オムツを使っていたので、うんちオムツの下洗いもしてくれました。娘をベビーカーに乗せて散歩に行くと、今まで目も合わせなかった道行く人たちが娘を見て目を細めてくれたり、声を掛けてくれたりするのも新鮮な驚きだったようです。今では「自分の子供がかわいい=他の子供もかわいい」になったようで、親戚の子供たちからも人気者になり、ママたちがひたすらおしゃべりしている間に、家中子供たちと駆け回っています。
そんな娘も年中さんになり、弟も生まれました。「小学校に入るまでに家を建てられたらいいね」ぐらいの話はしていたのですが、主人が何気なく資料請求したハウスメーカーの営業マンさんと知り合うことによって、一気に新築話が現実味を帯びていきました。今まさにプランニングの真っ最中です。
親バカがとどまることを知らない主人が考え出すプランは独特で、自由プランOKのハウスメーカーさんでなければ対応できなかったと思います。例えば……
・プライベートゾーンの部屋の扉はすべて引き戸
(扉は閉まってるのが当たり前の感じがするけど引き戸は開いてる感じがするそうです)
・2階にトイレはつくらない
(必ず1階に降りてくるようになるから)
・もちろんリビングを通らないと階段もトイレも行けない
などなどですが、そんなに子供たちの思春期を心配しなくても子供のときに、それだけ愛情をかけていれば心配ないと思いますよ、お父さん。
◆前回の執筆者からの質問
「隙間時間の上手な使い方があれば教えてください。」への回答◆
資格を取るのが好きなので、クイズを解く感覚で過去問を解いたりしてます。子供が小さいので数分くらいしかできませんが、毎日続けるとなんとかなったりします。
子供が生まれて旦那さんは変わりましたか?
saiさん
宮城県在住。34歳、本来は建築士ですが、電子回路設計開発補助の仕事に就き、子供と一緒の時間を取るために職を選ばず頑張っています。夫、娘、息子、母、祖母の6人家族。