家事に育児に仕事に……毎日忙しいお母さんのホンネとは? 「お母さんのひとりごと」は、一般公募で選ばれたお母さんたちによるリレーエッセイです。
子供が赤ちゃんのころからフラワーコーディネーターの仕事をしています。
ちょうどその頃は20代後半、これからってとき。で、当然のように仕事は続ける。
当時はブライダルのお仕事をしていて、日曜祝日も関係なく、もちろんブーケや装花が仕上がるまで帰れない。とりあえず保育園に迎えに行って、また子連れで仕事場へ。
ようやく仕事が終わったらもう終電。よちよちの息子と一緒に地下鉄に乗っていたなぁ。そんな夜遅くなっても子供と一緒にいることが楽しくって、歌をうたいながらお菓子を食べながら帰ったなぁ(楽天的な母です)。
もの心ついたときから忙しくしていて、これが当たり前のお母さん。いつも忙しくってごめんね
保育園のママ友との出会いもこのころ。いつも閉園ぎりぎりに迎えに行くメンバーって決まっていて……残業のときはお迎えを頼んだり頼まれたり。
「うちの子も一緒にひきとって〜」
「遅くなるんだったらご飯食べさせとくよ〜。お風呂もいいよ〜」
なんてよく助け合ったものです。卒園して今もいいお友だち。しょっちゅうどこかの家に集まってお父さんも巻き込んで飲み会やら、ショッピングやらを楽しんでいます。
ほんと、大人になってこんな素敵な友だちができるなんて思ってもいなかったから、うれしいです。
転機が訪れたのは子供が小学2年生のとき、ちょうど3年前。
主人の職場が親会社から切り離されて売却。会社に残っても今までの専門職には就けないとのこと。転職? 辞める? 主人は40代後半。まだまだバリバリやってもらわなきゃ困る。ちょうど私も勤め先の環境から「ずっとここではあかんわ。自分の居場所をそろそろ決めたい」と思っていた。この波に乗って夫婦一緒に花屋さんに。
いつも誰かに支えてもらっている私。
実家の両親は毎週末、車で1時間かけて来て、家のことや子供のことをサポートしてくれる。この協力がなかったら仕事はできても日々の生活が破綻していた。仕事でもパートナーになった主人とは日々のケンカのなかから(笑)、ようやく信頼感が生まれてきたかな。
子供を通じて知り合った友だち。そしてこんな日々の中、大きくなった息子。
こんなバタバタの生活のなか、家族そろって家でゆっくりおいしいもの食べているときが一番リラックスできるひとときです。そんな暮らしをこれからも進歩しながら歩んでいきたいなぁなんて思います。まだまだこれからの現在進行形です。
◆前回の執筆者からの質問
「子供が生まれて旦那さんは変わりましたか?」への回答◆
あまり変わりません。マイペースで自分の時間も欲しがるし(笑)。大人中心の家族です。
心が洗われるような感動って最近ありますか?
(昔はよくコンサートやミュージカル観にいってたのですが近頃はまったく行けてません。 なんか感動したいのです)
どんどんさん
大阪府在住。39歳、主人と息子の3人暮らし。主人と一緒にフラワーショップをやっています。趣味は旅行。仕事の暇な2月にリフレッシュ旅行を計画中です。