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高野宣李
さすらいの旅がらすライター。海外ドラマの『スターゲイト SG-1』好きが高じて、撮影地のカナダ・バンクーバーに渡り、あげくに永住権を取得。2002年からバンクーバーに在住。
好きなドラマは数知れず。面白ければ何でもござれの雑食系で、現在カナダ、アメリカ、日本を股に掛けて映画やテレビを追っ掛ける日々。バンクーバーの日系メディアでライター活動をしつつ、tvGroove.comにてブログ『usagy アメリカンTV気まぐれウォッチング』を不定期更新中。
舞台はニューヨーク。
書けば必ずヒットする超売れっ子推理小説作家リチャード・キャッスル(ネイサン・フィリオン)は、自分の書いた小説を模した殺人事件が起こったことから、ニューヨーク市警に相談役として協力、殺人課の刑事ケイト・ベケット(スタナ・カティック)率いるチームと共に、事件を解決に導きます。
そして、お金持ちのセレブでプレイボーイ、作家として成功している生活にはちょっと飽きてきていたキャッスルは、NY市長とのコネを使って、そのままコンサルタントとして居座ることに。
作家生活で培った知識や持ち前の洞察力、推理力、時に子どもじみた想像力(まぐれで当たったりすることも稀にある)を働かせ、ベケット刑事とそのチームメイト、エスポジート刑事(ジョン・ウェルタス)、ライアン刑事(シーマス・ディーヴァー)たちプロの捜査を引っ掻き回しつつも、やがてチームに欠かせない一員となっていきます。
2009年から2016年の8シーズンに渡って続いたこのドラマは、常に視聴者からの支持が高く、ファン投票で選ばれるピープルズ・チョイス・アワードのノミネートはほぼ常連。しかも2012年から2015年の4年連続で、「一番好きなTVクライムドラマ賞」を受賞しています。
また、TVガイド誌のファン投票で選ばれるTV Guide Fan Favorite Awardsでも、3年連続でネイサンとスタナの2人が「TVで一番好きなカップル」に選ばれています。
そんなにたくさんのファンから愛される理由って一体…?
…と考えてみるに、「キャッスル」にはドラマを面白くする全ての要素が揃っているからでは?と思うわけです。
■キャッスルとベケットのバディ要素
お調子者のキャッスルに対してベケットは最初は反感を持つものの、徐々に彼の能力と人間性を認めていき、息の合ったパートナーとなっていきます。
■キャスケット(キャッスル&ベケット)の恋愛要素
プロフェッショナル同士として互いを認めあった2人が、段々とそれ以上の感情に気づいていき、付かず離れずなモダモダを乗り越えて結ばれていく恋愛ドラマ。
■キャッスルの家族物語
バツ2で、一人娘を育てるシングルファーザーでもあるキャッスルは、娘と母親との3人暮らし。娘のアレックス(モリー・C・クイン)は活発で性格も頭も良くて、時に父親であるキャッスルにアドバイスをするほど、よくできた娘さん。
ティーンエイジャーならではの悩みや挫折を経験しつつ、素敵なレディへと成長していきます。母親のマーサ(スーザン・サリヴァン)はブロードウェイ女優として活躍していた過去を持ち、奔放な性格で恋多き女性。そんな母親にキャッスルは頭が上がらない感じ。彼女もシングルマザーとしてキャッスルを育ててきた。一夜の関係を結んだ後、姿を消したキャッスルの父親を巡る謎も、ドラマの骨子となっていく。
■エスポジートとライアンのブロマンス要素
軍の特殊部隊にもいたことがあるマッスル系刑事で銃器の扱いに長けているエスポジートは熱いラテン系。片や常に冷静な頭脳派刑事、情報収集が得意なアイルランド系のライアン。互いを補い合い、対照的なようで実は固い友情で結ばれている2人は、ピープルズ・チョイス・アワードの「ベストブロマンス賞」にノミネートされたこともあります。
さらに、キャッスルがベケットをモデルにして書いた、という設定の「ニッキー・ヒートシリーズ」は実際に出版されていて本を買うことができるという、ミステリ好きの心をくすぐる仕掛けも。第1作「Heat Wave」から始まり1シーズンに1作のペースで、これまでに8冊出版されてます。
ドラマは昨年終了しましたが、リチャード・キャッスル著ニッキー・ヒートシリーズ最新刊「Heat Storm」が2017年5月2日に出版予定です。
352万6777人。
3月15日時点での、ネイサン・フィリオンのTwitterのフォロワー数です。ファンとも気さくに交流していて、最近はカナダのウィニペグで、ヘンリー・カヴィル、アレクサンドラ・ダダリオ、サー・ベン・キングスレーと共演する「Nomis」の撮影を終えて、次の仕事先のベルギーに滞在している模様です。
ネイサンはカナダ・アルバータ州出身のカナダ人。俳優としての最初のブレイクは今でもカルト的な人気を誇る「Firefly」(ファイヤーフライ 宇宙大戦争)。
1シーズンで打ち切られてしまったこのドラマは、「バフィー〜恋する十字架〜」「エンジェル」などの人気TVドラマを手がけ、アメコミ原作や映画の脚本を経て、今やMCUの大作「アベンジャーズ」(2012)の監督/脚本で知られるジョス・ウェドン製作の、西部劇とSFを融合させたスペースオペラ。ネイサンは主人公のキャプテン・マルを演じました。
一般的にはあまり知られないまま終了してしまったにも関わらず、一部で根強い人気を誇り、打ち切り後に完結編となる映画「セレニティー」(2005年)が作られて全米で劇場公開され、SF・ファンタジー作品に与えられる2大アワード、ネビュラ賞(ベスト脚本賞)、ヒューゴー賞(Best Dramatic Presentation賞)を受賞するなど、高い評価を受けました。
また、ジョス・ウェドンが自主制作で作ったミュージカル仕立てのショートフィルム「Dr. Horrible's Sing-Along Blog」(2008)にも参加。主演のニール・パトリック・ハリスの仇敵で正義の味方である”キャプテン・ハマー”を演じ、ミュージカル俳優としても活躍しているニールに負けず劣らずの美声を披露しています。これもまた、数々の賞を受賞しました。
その後に出演した「キャッスル」で、ネイサンは人気俳優としての地位を不動のものにしますが、「ファイヤーフライ」は、上記のような経緯を辿った作品だけに、ネイサンにとっても愛着があるようで、「キャッスル」中でオマージュ的に取り上げられることも何度かありました。中でも、シーズン2・第6話「吸血鬼たちの週末」では、キャッスルがキャプテン・マルにしか見えないハロウィーンの仮装を披露するシーンがあって、ファンを大喜びさせました。
最近では、ライアン・レイノルズ主演で企画されている「デッドプール2」(2018)の予告編で、どういうわけか「ファイヤーフライ」のポスターが映る(しかも2枚!)シーンがあり、ネイサンが出演するのか? それとも単に、同じカナダ出身のライアン・レイノルズのお遊び?…などの憶測を呼んでいます。
「キャッスル」終了後も、TVシリーズへのゲスト出演、MCUのブロックバスター映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」ではマーヴェルのスーパーヒーローを演じるなど、まだまだ忙しいネイサンです。
高野宣李
さすらいの旅がらすライター。海外ドラマの『スターゲイト SG-1』好きが高じて、撮影地のカナダ・バンクーバーに渡り、あげくに永住権を取得。2002年からバンクーバーに在住。好きなドラマは数知れず。面白ければ何でもござれの雑食系で、現在カナダ、アメリカ、日本を股に掛けて映画やテレビを追っ掛ける日々。バンクーバーの日系メディアでライター活動をしつつ、tvGroove.comにてブログ『usagy アメリカンTV気まぐれウォッチング』を不定期更新中。
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