あ、これ、実家の庭のモミジにどっさりついていました。いつも虫取りをさせられていた嫌な思い出が……。 |
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イラガですね。これも毒虫で、刺されるとものすごく痛いです。やわらかい葉を好むので、カシ、ケヤキ、モミジ、カナメモチ、ハナミズキ、キンモクセイなど、たいていの木にはつきます。関東よりも西日本のほうが発生しやすいかもしれません。 小さいうちなら薄い薬剤でも効果があるので、早めに見つけて駆除してください。大きくなるとなかなか死にません。薬剤を使うことに抵抗がある人もいると思うのですが、虫がついたまま放っておくのは植物にとっても良くないですから、なるべく早く対応するようにしましょう。 |
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虫がつかないように予防する方法はありますか? | |||||
剪定をして、枝葉を少なくすること。ただし切り過ぎたらだめですよ。それから、木のそばを人が通れるように間隔を空けること。これは、日ごろから庭木をチェックして、虫が発生したときにすぐに発見できるようにです。 | |||||
虫が付く前に薬剤を散布する、というのは。 | |||||
いいですよ。ただし、夏場の暑い時期は葉焼けしますので、朝の涼しいうちか夕方、太陽の光が強くない時間帯に行ってください。それから周りに菜園がある場合は、ビニールをかけておくなどの注意も必要です。 | |||||
画像提供:身近な自然と季節 写真集、イカリ消毒(株) | |||||