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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
リビングとお庭つなぐウッドデッキ。ここから庭を眺めていると…お隣の家のお部屋がまる見え!道路を走る車やお向かいのマンションベランダもしっかり見える!など思っていた以上に人の視線が気になる方が多いようです。
「憧れのウッドデッキを手に入れたが、目の前の道路の人通りが多くて活用できていない」「2年前に造園業者さんに生垣をつくってもらったが小さくて隙間が多い。目隠しにする生垣の上手な選び方や育て方が知りたい」「ウッドデッキをより活用するためのアイテムやアイデアを教えてください」
などのご質問をいただきましたので、今回はウッドデッキとその空間を維持する目隠しについてお話ししたいと思います。
ウッドデッキは、いわば日本家屋に古くから用いられている縁側【えんがわ】や濡れ縁【ぬれえん】のような位置づけに近いスペース。現在のほとんどの住宅デザインに似合いますので、希望される方がかなり多いアイテムです。
ウッドデッキの設置位置については、LDKからの延長線上が圧倒的に人気です。また、主庭とつなげる配置も、多くの住宅設計者が提案されるところです。
これは【一日の中で一番多く滞在するところ】【家族が集うところ】【訪問客をお招きするところ】と主庭をつなぐためです。
その「プライベート空間であって欲しい」ウッドデッキが、「他人の視線が気になる場所」ではせっかく手に入れたのに本末転倒となりますね。
気にしすぎはよくありませんが、「家の中から外を見る」と「外から家の中が見える」という感覚は、「家の中と同じフロアーレベルのウッドデッキから外を見る」のと「一段高いステージのようなウッドデッキが外から見える」との違いを想像してていただくと分かりやすいかもしれません。
かと言って、完璧を求めると家の奥の部屋しかプライベートを守れず、ウッドデッキや掃き出し窓をつくることさえ理にかなっていないということになってしまいます。
私がウッドデッキなどを提案する場合は、住まいのオブジェのように外部から見て「かっこいいお家だなぁ。憧れるなぁ」という見せる部分も大切にしています。
また、こちらからウッドデッキをおすすめすることもありません。これは【第11回・12回ウッドデッキが欲しい】にも掲載しておりますが、床下のお掃除問題・雑草や虫の発生・隙間から物を落とすなど、なんとなくかっこいいからだけでは、すぐに嫌いになってしまうかもしれないからです。設置する前に、メリットとデメリットをよく理解していただくようにしています。
それでもやっぱりウッドデッキを設置したい、またはすでに設置している方は、ご一緒にウッドデッキの気になる視線について、解決策を考えていきましょう。
1)境界の塀やフェンスを高くする。
2)高さや幅のある生垣などの樹木を植える。
3)鉢植えの樹木をデッキ上に置く。
4)ラティスや囲い塀を設置する。
5)屋根テラスとサイドパネルを設ける/ガーデンルームを新設する
6)オーニング/シェードを設置する。
7)パーゴラを設置する。
8)物置を置く。
9)トレリスやオベリスクを設置。ツタ類やバラなどを這わす。
10)木や鉄骨でフレーム囲いをつくり、目線のみを板塀などで覆う。
DIYできるものも多いと思いますので、チャレンジしてみてください。ご質問のあった生垣については、次回でもう少し詳しく選び方と育て方についてご説明いたします。
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