今回は、実際に防音室には、どんな工事が、いくらぐらいでおこなわれるのか、ピアノ&ヴァイオリン室とホームシアタールームの施工例でご説明したいと思います。
どちらも前回に書きましたように、上下階、隣室への固定伝搬音(壁と床を伝わって広がる音)を防ぐために「ボックスイン・ボックス構法」で設計しています。 先にピアノ&ヴァイオリン室の施工例をご紹介します。 |
このお宅は、戸建ての一室をピアノ&ヴァイオリン室にリフォームしたいというご依頼でした。ピアノ室の設計の場合、目安として、遮音性能D−50〜55程度で、外部に小さくかすかに聞こえるレベルになります。右上に記載したお客さまからの要望を基に考えた仕様は下記の通りになります。 |
下記に掲載したQ&Aに詳しく説明していますが、新築時に、建物の建築を依頼されたハウスメーカーや工務店と打ち合わせをおこなって防音室をつくる場合は、床や天井の解体費用が必要ありませんが、今回は、2例ともリフォームのため、解体工事からはじまります。 |
このほか、隣室への木製防音ドア(D30)と建具の枠、スポットライト等の照明費用、コンセントボックスの新設・移設、エアコンの設置工事、換気設備、煙感知器の移設などの費用も上記工事費用に含まれています。 |
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こちらの「ホームシアタールーム」は、マンションの一室のリフォーム工事になります。そのため、隣だけでなく上下階への伝搬音を防いで、映像にあわせた迫力のあるサウンドを近隣に迷惑をかけず楽しむための設計(遮音性能65dB以上)が必要です。 |
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