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主力メーカーの発電量、初期投資の回収年数を見積書を基に徹底比較。>>
ローンは初期の負担をなくし、太陽光発電を導入し易くしてくれます。しかし、金利や返済期間によっては後で苦しくなることもあり、慎重に検討する必要があります。 前回は現金購入を前提に経済効果をシミュレーションしてきましたが、ローンで購入した場合の経済効果をシミュレーションしてみます。 前回の現金購入による経済効果の算出と同じ条件で、ベストチョイスの三洋電機を導入するとし、10年ローンを組んだ場合と15年ローンを組んだ場合の経済効果を計算しました。 |
最終的な投資回収年と利回りは、金利負担分がありますので、当然現金購入よりも悪くなります。 キャッシュ負担を軽減できるはずのローンですが、10年後、15年後を考えると、逆に負担増になってしまう可能性があります。この時期はちょうど保証が切れる時期でもあり、できることなら現金で購入したいものです。 |
太陽光発電は、再生可能エネルギー(自然エネルギー)として注目され、世界規模で導入が推進されています。日本でも補助金制度の整備などが進められ、導入が加速しています。その歴史を振り返ると、1994年には、1kw当た1kw当たりのシステム導入価格が200万円※もしていましたが、2000年には84万円まで低下し、2005年には66万円まで低下しました。しかし、その後は若干の上昇傾向にあります。 |
グラフの推移から読み取れる通り、太陽光発電の価格低下は2005年以降足踏み状態です。今後、新しい技術の登場によって、劇的にコストが下がる可能性は否めませんが、コストが下がった分、補助が削られ、実質の導入コストは足踏み状態となることが予想されます。仮に、劇的な新技術が発明されたとしても、それは企業の利益であって、消費者がコスト的なメリットを享受できるまでには長い年月がかかります。 低価格化は足踏み状態ですが、環境問題に後押しされた手厚い補助があるため、実質導入コストは35万円程度(固定買取制度によるメリットも考慮)となり、初期投資を10〜15年程度で償却できるようになりました。保証期間が10年で、耐用年数が20〜30年とするなら、十分導入に価するものではないでしょうか。低価格化が足踏み状態となれば、導入を待つ理由もなく、預金しておく現金があるのであれば、太陽光発電は今が絶好の買い時と言えるでしょう。 ただし、設置条件が良く、無理にローンを組まなくても導入できる資金的な余裕がある場合に限ります。逆に言うと、定期預金をするお金があるのなら、太陽光発電を導入した方が良さそうです。10年ものの定期でも、金利はわずか0.5%、太陽光発電なら2%程度で運用することができます。 |
人間が生活してく上で、日当たりは非常に重要です。そのため、同じような条件の土地やマンションであっても、日当たりによって価格が異なります。当然日当たりが良い方の価格が高いのですが、あくまでも相対的な比較であるため、日当たりの絶対的な価値が決まっているわけではありません。 日常生活での日当たりの差は、部屋の明るさ、洗濯物の乾き具合、光熱費、健康など、抽象的な項目が多く、金額で比較することは困難です。しかし、日当たりが絶対的に必要な農地で考えると理解し易いと思います。 |
稲作は、最も原始的な日当たりの使い方ですが、最先端の太陽光発電で考えた場合はどうでしょうか?1反(1,000u)で作れる電気の量は、変換効率を15%とすると、年間では約150,000Kwhになります。電力単価を24円(注1)とするなら、3,600,000円の価値を生み出すことになります。 |
初期投資の問題がありますので、儲かる儲からないは別の話しになりますが、同じ日当たりであっても、太陽光発電は、稲作に比べ、30倍もの価値を生み出すのです。そう考えると、少ない面積ではありますが、家の屋根に降り注ぐ日差しを、そのままにしておくのはもったいない気がしませんか?あなたが家を建てるために買った土地には、物理的な地べたの価値だけではなく、日当たりの価値も含まれているのです。 昨今のエコブームもあるため、太陽光発電はエコのために取り付けるというイメージが先行しています。しかし、太陽光発電の経済性が高まるにつれ、太陽光発電は窓と同じく、日当たりを活用するための住宅の標準設備となるでしょう。日当たりの価値を最大限に活用するため、間取りや窓の配置に加え、太陽光発電を考慮した屋根の形状や勾配などが、住宅設計時の重要なポイントとなる日も近いのではないでしょうか。 |
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