寝室とクローゼットの空間の決め方はとても重要です。
暮らし方や洋服などの量によって違ってきますので、どのようなライフスタイルなのかをじっくり考えて下さい。その時に、現在だけを見つめるのではなく、将来増えていくであろう服や小物の量もある程度想定して、空間を決定しなければ数年後にはすぐにいっぱいになってしまいます。
クローゼットの中には、掛ける洋服だけを収納すると思っていませんか?クローゼットの中には掛ける洋服以外にたたむ洋服、バッグ類、身に付ける為の小物類、帽子、シーズンオフの寝具、シーツ類など、いろいろな種類や形の物を収納しなければなりません。また、大事な書類なども収納する人が居るのではないでしょうか。
これまで見てきた多くのクローゼットはハンガーパイプが1本付いているだけの空間です。これらの物を収納するには、クローゼットの広さや形、空間の仕切り方が重要になってきます。
クローゼットの使い方は、出来上がってから使用する家族、特に奥様が考えなくてはいけないので、洋服や小物を収納し始めて、「使いにくい」「入りきらない」などの問題点に気付く人が多いのです。そのようにならない為にも、間取りを造る段階からしっかりと考えましょう。
クローゼットの中がいっぱいになり、寝室が洋服やバッグなどに埋もれて雑然としている住まいをたくさん見てきました。寝室の広さを大きく確保したいと思いますが、お持ちの物と将来を考えながら、寝室とクローゼットの大きさを考えて下さい。 |