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ホームインテリア・収納 > 失敗しない収納プラン>第17回 階段下収納のプラン方法と使い方

物・間取り・動線から考える 失敗しない収納プラン
収納がたっぷりある家、散らからない家で暮らしたいと希望する人にとって、新築・リフォームはこの夢を実現する大きなチャンスです。あなたの家にとってどれぐらいのスペースが必要か、どこに配置すると片付けがしやすい間取りになるのか。最適なプランづくりを収納のプロ、「収納プランナー」の先生と一緒に考えていきたいと思います。
第17回 階段下収納のプラン方法と使い方・・・ プランによって変わる/暗くて奥が深い階段下   奥行きはあるが天井が低い/天井が一部低い
プランによって変わる

戸建の場合、必ずできる空間に階段下がありますが、みなさん有効に使いたいと思っている人が多いのではないでしょうか。

収納にする場合が一番多いと思いますが、プランによってはトイレ空間にしたり、私が設計した際に洗面脱衣室を広く取るために洗面側から空間を取り洗濯機とタオル収納にしたこともありました。

階段下の空きスペース暗くて奥が深い階段下

私がお客様の家にお伺いして、階段下収納を拝見すると上手に活用している人が少ないのです。階段下は暗くて奥が深く、物が見つけにくいのに押し込められた状態になっています。

片付かない理由として、階段下は空間が変形しているので、物が収納しにくい所にあります。階段下収納は主に2種類の形があります。

平岡 さなえ さん

広島県生まれ。2006年6月「Sanae's Design株式会社」設立。片付かないと悩む各家庭に出向き「収納アシストサービス」を行う。また、整理収納だけにとどまらず住空間プロデュース、住宅メーカーの収納計画提案研修、講演会なども手がける。2009年6月「一般社団法人日本収納プランナー協会」を設立し、現在、住空間収納プランナーの育成に力を入れている。
著書『間取りでわかる“収納診断”』(主婦の友社発行)『さなえの30秒整理収納術Q&A』(セルバ出版 )。

この連載のバックナンバー
この連載では、持ち物の確認、ライフスタイルの見直しなど収納プランを立てる前に行うことと、実際にスペースごとにプランを立てて、動線や収納量の最終チェックまで行うプラニング方法を解説していきます。
 
階段下空間のタイプ別
階段下空間のタイプ別

図1は開口が狭く、奥行きがあり次第に天井が低くなるケースです。
図2は開口が広く、天井が左右どちらか斜めに下がっているケースです。

図1 奥行きのあるタイプ
奥行きはあるが天井が低い 〈図1〉

空間ができれば収納にする人が多いですが、余ったからといって収納にしても、有効的な収納場所かどうかを考えて下さい。 この場合、奥に行くほど天井が下がり物が取りづらい状況にあります。奥に物を収納すると、手前にある物を一旦よけて後ろの物を取り出さなくてはいけません。

そうなると面倒くさくなり、入れっぱなしになってしまいます。奥行きが極端にある収納で、尚且つ開口が狭い場合は使い勝手が悪いのです。このような階段下収納の場合、棚が付けられないので、空間を仕切る場合スチールラックなどを設置すると有効に使用できます。

しかし、スチールラックに物を収納した場合、ラックの奥に物が落ちてしまったら取る事が困難になってしまうので注意が必要です。

収納場所があれば、みなさんどうしても物を入れたくなるのですが、出し入れしにくいのであれば、その空間を使用しないのが収納上手と言えるのではないでしょうか。

使いやすい奥行きを決めて ラックを設置。
スチールラックを設置

私が収納設計する場合、このような階段下収納は有効な空間まで収納にして、後ろは空間がある場合でも使用しないように壁を作ってしまいます。そうすることで可動棚も設置できますし、スチールラックを置いたとしても、後側に物が落ちる心配もありません。

天井が一部低い〈図2〉

この場合、空間が広いほうだけに扉を付け、天井が低くなっている方は掘りこんだ状況になっている場合があります。このような変形の収納場所だからこそ扉を設置しないと、使い勝手が悪いのです。

この空間を上手に使用するためには、空間の仕切り方に工夫が必要です。何を収納するのかによって変わってきますが、奥側だけに450mm〜600mm程度の棚を設置することです。

 
図2 開口が広く天井が低いタイプ
天井が低い部分の収納

最初から可動棚を造ってもらうのも良いですが、スチールラックでも十分ではないでしょうか。棚には日用品やストック類などの、家の収納として活用すれば良いと思います。
棚が無い空間は天井が下がっているので大きな物は収納できませんが、掃除機やモップなどの長物を収納するのに便利です。このような使い方をするためにも、開口部分は広く取ることをお勧めします。

 
スチールラックの大きさ
スチールラックの組み合わせ

階段下の変形空間を使いやすくするのは、有効な部分だけを使用することと、空間を上手に仕切ることにあります。
間取りによって変わってきますので、みなさんも階段下を有効に使用できるように、収納計画を立てていきましょう。

 

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2012年1月18日
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