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ホームインテリア・収納 失敗しない収納プラン「もくじ」>第7回 自分でキッチン収納をプランする

物・間取り・動線から考える 失敗しない収納プラン
収納がたっぷりある家、散らからない家で暮らしたいと希望する人にとって、新築・リフォームはこの夢を実現する大きなチャンスです。あなたの家にとってどれぐらいのスペースが必要か、どこに配置すると片付けがしやすい間取りになるのか。最適なプランづくりを収納のプロ、「収納プランナー」の先生と一緒に考えていきたいと思います。
第7回 自分でキッチン収納をプランする・・・ ます、必要な物を把握する/   「ベスト」なレイアウトを/ストック専用収納庫/   大型家電はサイズを計って/作業効率も忘れずに
まず、必要な物を把握する

住まいの中で一番物の密集度が高い場所はキッチンです。
1畳分のスペースに細々とした物がたくさん収められています。
お客様の住まいに行って一番片付けに時間が掛かるのがキッチンなのですが、要不要の見極めをするだけでも随分時間が掛かります。

キッチンのプランを立てる前に、現在お住まいのキッチンにある必要な物がどれとどれで、またどのくらいあるのかをしっかり把握して下さい。プラン作りには、キッチン用品や家電、食器、ストック用品など、それぞれどれくらいのスペースが新築に必要なのかが大切になってきます。

キッチンに必要な物の分類図 「ベスト」のレイアウトを

昨今、キッチンは開放的で見た目も素敵なオープンキッチンにする方が増えています。キッチンショールームやモデルハウスに行くと、カッコよくて憧れる人も多いと思います。しかし、ご自分の生活習慣、キッチンスペース、物の量などから、本当にご自分の住まいにとって適しているのかを考えてみて下さい。

アイランド型キッチンの配置図

キッチンの物が少ない方や、キッチンスペースが広く取れる方、また片付けが苦にならない方ならオープンキッチンでも快適にかつ素敵に暮らせることができると思います。

しかし、片付けが苦手な方や物が多い方、キッチンスペースが十分に取れない方は少し考えてみてください。キッチン上部のキャビネットがない分、現在上部にしまっている物を収納するスペースを確保する必要があります。

まずキッチンプランを立てるとき、現在の物が全部収まるかどうかを考えてみてください。理想は物を収めた上で、まだ20〜30%スペースが余っていることです。

ストック専用収納庫

食器は、長年暮らしていくと増えていく物ではありますが、使っていない食器もたくさんあると思います。ご自分の家ではどれくらい必要なのかを把握しながら、スペースを決めていきましょう。

ストック用品を収納する場所も確保しましょう。少し多めに食材を買っただけで収まりきらず、床に物が出てくるようであれば収納場所が不足していると言えます。

私がお勧めしたいのは、収納庫を造ることです。どこの家でもストック類は多く、いろんな場所に点在している場合もあります。ストック類は1カ所にまとめ、見やすく、取り出しやすく、把握しやすくするためにも、横幅30p×180pの収納庫があるだけで家事が便利になると思います。

大型家電はサイズを計って

最近は家電も大型化しているので、そのスペースが入る場所も確保しましょう。特に子育て世代であれば、将来的に冷蔵庫を大きな物に買い替える可能性があります。
私が設計する時には、冷蔵庫スペースは横幅80pを取るようにしています。 オーブンレンジも大型化しているので、開口部も広く取らなければ熱がこもってしまいます。

大型家電イラスト

家電収納棚は奥行きが大切で、これまでの販売されていた物は奥行きがあまりなく45p程度の棚が多いのですが、少しでも大きめのオーブンレンジでは棚に乗らなくなります。
現在お持ちの家電を参考に、また買い換えることも考慮してスペースを考えた方が良いと思います。

作業効率も忘れずに

主婦にとってキッチンは効率良くお料理を作りたい場所です。
洗う、切る、料理するなど、効率良く作業ができるように動線を考えましょう。スッキリ暮らすためには物の把握と物の置き場所で決まります。

・食器や調理用品の把握
・家電の種類や大きさを調べる
・ストックを入れるための場所を確保
・作業効率を考える

素敵なキッチンになるように、このようなことに気を付けながらプランを立ててみてください。

平岡 さなえ さん

広島県生まれ。2006年6月「Sanae's Design株式会社」設立。片付かないと悩む各家庭に出向き「収納アシストサービス」を行う。また、整理収納だけにとどまらず住空間プロデュース、住宅メーカーの収納計画提案研修、講演会なども手がける。2009年6月「一般社団法人日本収納プランナー協会」を設立し、現在、住空間収納プランナーの育成に力を入れている。
著書『間取りでわかる“収納診断”』(主婦の友社発行)『さなえの30秒整理収納術Q&A』(セルバ出版 )。

この連載のバックナンバー
この連載では、持ち物の確認、ライフスタイルの見直しなど収納プランを立てる前に行うことと、実際にスペースごとにプランを立てて、動線や収納量の最終チェックまで行うプラニング方法を解説していきます。
家庭にあったキッチンの収納とレイアウトが両立するプランを考えましょう。
キッチングッズの要・不要
食器、キッチン家電など現在あるものから、処分する物、使用する物を決める。
新しいキッチンに収納する物の一覧をつくる。
収納物一覧例
レイアウトと収納棚
キッチンのレイアウトを考える
収納スペースがどれくらいとれるか確認する。
キッチン収納検討図
食器、調理器具のスペースを考える。要る物、要らない物に分けて、作業効率のよい場所に棚を。
家電一覧
食器棚の収納プラン図
ストック用品は、1カ所にまとめて物が把握できる棚をつくる。
作業効率を考えて、上記棚や収納庫を配置する。
できれば、すべて収まって、さらに20〜30%余裕があると良い。
収納棚リフォーム前
収納棚リフォーム後

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2011年3月30日
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