ホーム > インテリア・収納 > 失敗しない収納プラン「もくじ」>第4回 「引っ越してすぐ片付くか?」 |
引っ越し後に何年間も開いていない段ボール箱が、いくつもそのままになっている家をよくお見かけすることがあります。どうして、このような状態になっているのでしょうか。 本来なら間取りを考えるときに、どこに何を入れるかゾーニングと収納計画ができていれば、引っ越しと同時に迷うことなくその場所に荷物を運びこみ、片付けることができます。 しかし、しっかりとした収納計画なしで間取りを考えていると、引っ越し後、適当に入れたり、取りあえずしまい込んだりしてしまうのです。 まず、家の物や個人の物を大まかにどこに収納するか間取りの中で考える「ゾーニング」をして、引っ越し後もスムーズに片付けが行えるようにしましょう。 戸建の場合、フロアごとになにを置くか考えていきます。1階には1階で使用する物、2階には2階で使用する物、3階には3階で使用する物にそれぞれ物を分けて考えます。 今までマンション暮らしをしている方は、2階建て、3階建てになると家事動線が縦型になり、生活しづらく片付かないとご相談に来られる方がいます。収納場所によって家事動線が決まってくるのでこのゾーニングは大事になります。 たとえば、1階に納戸を造って、家中の物をそこに集結させてしまう間取りもありますが、使用するときは階段を下りて取りに行くのですが、使用後戻すことが面倒になり、結果出しっぱなしになるケースが多いのです。 なるべく階段を上り下りせずに、物を出し入れできるように収納計画を立てていくようにしましょう。それには、使用する場所の近くに収納場所を造ることで出しっぱなしを防ぐことができます。 さらにゾーニング計画を進めていきましょう。なにをどのフロアに置くかが決まったら、次は1階、2階とそれぞれ計画をたてます。基本は使用する場所の近くに物を収納することです。その場所に入らなかった物があれば、なるべく近くに収納するよう考えます。 例えば1階の玄関には靴・スリッパ・傘・外で使用する子どもの遊び道具・レジャー用品・スポーツ用品などや、人によってはハンカチやコート類を収納することもあります。シューズクロークの場所がとれる場合はここで挙げた物は収納できると思います(物の数や多さによって、シューズクロークの大きさは決まってきます)。 もしも、玄関に靴箱しか設けるスペースしかない場合、収納の詳細を考える場面で玄関に近い廊下にレジャー用品やスポーツ用品を収納できるスペースを造る必要がでてきます。 思い出の品や季節用品などをどこに収納するかも考えなくてはいけません。和室がある場合は、押入に収納する場合も多いのですが、押入がない場合は、どこかの場所に年に数回しか使用しない家の物を収納する場所を設ける必要があります。 また、個人の物の収納は各部屋に置くように計画を立てて下さい。個人の物は服やバッグ・趣味の物などがありますが、忘れやすいのは季節外の布団を収納する場所です。必ず持っている物なのですが、以外に収納場所を考えることがなく、建てた後に気づく方が多いのです。 ゾーニングは、間取りを設計する際にとても大切ですし、引っ越し後に荷物がいつまでも片付かないのは、最初に行う収納計画が行われていない結果です。しっかりとした収納計画を立て、片付けやすい間取りを考えることで日々の生活が楽になります。 |
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