道田 聖子
スウェーデン人のパートナーと住まいとインテリアのデザイン会社「Aj! design(アイ!デザイン)」を経営する。毎年、夏にはスウェーデンのアネヒルのコテージで過ごす。著書に『自然のなかのやさしいデザインたち』『北欧のなつかしいモノ暮らし』(共にインターシフト発行)。
サマースクールのお話もいよいよ、最終回です。働く人たち誰もが、3〜4週間の夏休みを取ることが許されている国、スウェーデン。この国では、この長い休みをどう過ごすか、大人たちだってワクワクしながら考える権利があります!
サマースクールに短期留学するというのも、夏休みの選択肢のひとつ。大人たちだけが通うサマースクールでは、課題そのものを学ぶ以外にも、年齢や職業、立場も様々な人たちと知り合い、友達を作ることができるという楽しみもあるのです。
夏の間、同じ寮で暮らし、共に食事をいただき、共通の趣味で学ぶ、新しい同級生というつながり。こんな出会いがあるなんて、サマースクールに来るまでは、想像もしていませんでした。
自分の選択したコース以外にも、休み時間などに「どんなことやっているの?」と部屋を自由に行き来し、見学もできるので、もし次にチャンスがあればこんなこともやってみたいな〜と、新たなチャンレジ意欲も湧いてきます。
最終日には、それぞれのコースで作った作品をお披露目する発表会が実施されます。発表会場は、学校のホール。テキスタイルコースの私たちは、同級生と協力して、会場の壁などを利用して、協力して作品を飾っていきました。さあ、みんなどんな反応をするかしら。このドキドキ、気分はすっかり学生です!
いよいよ、発表会のスタート。各コースの先生が代表して、生徒たちの作品を解説し、評価(基本的には褒めてくれるだけ!)してくれます。初めは発表会なんて、あまり深刻に考えていなかったけれど、最後にはなんだかやりきったという気持ちで思わず胸がいっぱいになりました。
大人になっても、子供のように夢を描き、それをサポートしてくれる、スウェーデンのサマースクールは、本当に素晴らしい場所。心の中に濃密な充足感を与えてくれました。
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