道田 聖子
スウェーデン人のパートナーと住まいとインテリアのデザイン会社「Aj! design(アイ!デザイン)」を経営する。毎年、夏にはスウェーデンのアネヒルのコテージで過ごす。著書に『自然のなかのやさしいデザインたち』『北欧のなつかしいモノ暮らし』(共にインターシフト発行)。
スウェーデンと言えば、森と湖のイメージですよね。でも、もちろん海だってあるんです!
スウェーデンの人にとって、湖はとても身近な同級生で、海は少し憧れの先輩、みたいな存在。久しぶりに海を見たい!という主人と、ある夏の日、海沿いのペンションへ出かけてみました。
スウェーデンの南の小さな村にそのペンションはありました。オーナーは、海の近くのこの場所がとても気に入って移り住んできたという、ノルウェー人の女性。敷地の中に、ゲストハウス、ダイニングレストラン、オーナーさんの家と3軒の平屋の赤い家が建てられています。
宿泊できるゲストは一日3組だけというのんびりとした環境。食事の時間もすべて好きなようにリクエストができて、サービスも付かず離れず、まるで友達のサマーハウスに泊まりにきた?というくらい気ままに、ゆっくりと過ごすことができます。
部屋に荷物を置き、庭のテーブルにさりげなく用意されている真っ赤なチェリーをつまみながら一息ついていると、オーナーさんがにこやかに現れて 「歩いて海まで行けるのよ。もし良かったら夕食前に散歩してみたら?とっても気持ちがいいわよ」と教えてくれました。
程よい木陰の森の小道をペンションから15分ほど歩くと、そこは海。海岸沿いのビーチは砂ではなく、柔らかな曲線を描く岩が続いています。岩場の上を歩きながら海を眺め、新鮮な空気をたっぷり吸うと、すっかり心が洗われるようでした。
そのあといただいたディナーの美味しかったこと!特に肉厚のフィレステーキは、今まの人生で一番美味しかったと言っても過言ではありませんでした。素晴らしい北欧の夏のお天気と、海風、ペンションのオーナーのさりげない心遣い、きっとそれらのすべてのことが、私の中で忘れられない思い出となっているのです。
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