道田 聖子
スウェーデン人のパートナーと住まいとインテリアのデザイン会社「Aj! design(アイ!デザイン)」を経営する。また北欧雑貨店「ロピスラボ」店主であり、エッセイスト。毎年、夏にはスウェーデンのアネヒルのコテージで過ごす。著書に『自然のなかのやさしいデザインたち』『北欧のなつかしいモノ暮らし』(共にインターシフト発行)。
スウェーデンの夏のお天気は気まぐれで、雨の日や気温の低い日が続くことも多いのです。森にも行けない湖でも泳げない…となると、家にいるしかありません。
しかし、幸いにも私は家で過ごすことも好きなので、あまり苦にはなりません。本を読んだり、お菓子を焼いてみたり、いつもより少し手間のかかる料理にチャレンジしたり、絵を描いてみたり。
そんな日のもう一つのお楽しみは、暖炉の時間。スウェーデンでは、冬に限らず夏でも、寒ければ暖炉に火を入れます。実際、古いサマーハウスでは現在のような暖房のシステムがないので、家を暖める手段は、暖炉しかないのです。夏の冷たい雨の日、赤い家の煙突から煙が上がっている光景は、決して珍しくはありません。
そういうわけで、スウェーデンの田舎暮らしでは、薪は生活必需品。アネヒルの敷地の中にも、薪小屋があります。時間がある時に森に入り、落ちている木を集め薪割りをし、小屋の中に貯めておくのです。
薪のパチパチと爆ぜる音を聞きながら、温かい部屋でゆっくりお茶を飲み、ソファで本を読みながらうたた寝するーそんなリラックス時間もまた、私にとっては最高の夏の過ごし方でもあります。
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