道田 聖子
スウェーデン人のパートナーと住まいとインテリアのデザイン会社「"Aj! design(アイ!デザイン)」を経営する。毎年、夏にはスウェーデンのアネヒルのコテージで過ごす。著書に『自然のなかのやさしいデザインたち』『北欧のなつかしいモノ暮らし』(共にインターシフト発行)。
スウェーデンの人たちを見ていると、ベリー類は単なるフルーツ、という枠におさまらない特別な存在に思えます。
それは、買うものというよりは、森の中や庭で摘む自然からの恵み。日照時間の短い季節を過ごす人たちにとっては、必要な天然のビタミンCであって、その酸味がある小さな果実は、夏のフレーバーの象徴です。
夏の間にたくさん摘んで食べきれない分は、冷凍したり、ジャムにしたり、シロップを煮だしたりして保存し、できるだけ長い間楽しむための工夫を惜しみません。
ベリーは、あまりに身近なものでパントリーに常備されていなければならない、食卓のレギュラーメンバーなのです。
その中で唯一、人々がどれだけ高くてもお金をだして買うのが、苺です。6〜7月がスウェーデンの苺の最盛期。苺農家が大忙しのシーズンです。田舎に行けば苺狩りができる農園もあります。
雨が多く寒い日が続いた夏の年には、苺の値段は高騰します。それでも、苺が食卓に上がらないなんて夏とは呼べない!と、スウェーデンの人たちは苺を買いに走ります。あのIKEAの前にも夏には苺売りのブースが登場する程です。
お友だちのお家に招待されて、手土産に苺を2ボックスも持っていけば、なんて素敵な人なの!と、好印象をもたれること間違いありません。
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