loppisロピスとは、スウェーデン語で蚤の市のこと。蚤の市といっても、実はその形態は様々です。個人の自宅や庭で不定期に開催しているガレージセールのようなもの、教会が貧しい国への寄付金を集める目的で行っているもの、町のスポーツクラブが活動費を捻出するために経営しているもの、年に数回、地域で行う町のイベントのようなもの、趣味的にショップのように経営しているもの…など。
スウェーデンの人たちの生活には、ロピスはなくてはならない存在です。なぜなら、物をとても大切にしているから。いらなくなったものは、ただ捨てることはしないのです。そのようなものは、ロピスに運んで寄付したり売ったりして、次の使い手にバトンを渡します。
そして、古い物が大好きなスウェーデンの人たちは、ロピスに何か面白い物はないかな、と週末になると掘り出し物探しに出かけます。
ロピスには、安くてまだ使える物がたくさんあります。そして時には、コレクターが目を輝かせるようなヴィンテージ品が眠っていることも!
私の場合も、スウェーデンでのショッピングは、新しいお店よりもロピスの方が断然楽しくて仕方ありません。入る前には予想もできない、面白いもの、ビックリするもの、素敵なもの、予期せぬ出会いがいつも待っているからです。ロピスへの情熱はまだまだ止むことはありません。 |