スウェーデンのスーパーで一番多いパッケージの素材は、紙でしょうか。片栗粉やお砂糖など、え！これも？とも思うようなものも、紙のパックです。湿度の高くない国なので、虫害が発生しにくいからなのかしら？と思ったりしますが、食品をキッチンの戸棚にいれていて、紙の容器の底の細い隙間から、中身がちょろちょろでていたりすると、うーん…もう少しなんとか…と思わないではいられないことも。

安定したロングセラーの商品でも、定期的にパッケージの素材がより使いやすいものへと進化をとげていく、日本とは対極にあるといっても過言ではありません。

しかし、一方で余計なプラスチック類を多用しないことは、環境には優しい面もあるのかもしれませんし、レトロなパッケージがずっと変わらず使い続けられているおかげで、商品そのものへの愛着が信頼感のようなものに変わっていくこともあるでしょう。

そういうわけで、パッケージの進化について、今まで忘れ去られていたかのような時代が長かったスウェーデンですが、10年程前からパッケージデザインの分野に、ようやく新しい風が吹いてきたようです。

『パケ買いしちゃった！』というのは、商品そのものというより、そのパッケージに惹かれてつい購入してしまった、というときに使う表現ですよね。最近スウェーデンのスーパーには、さすが、デザイン大国スウェーデン！と、思わずこの『パケ買い』をしたくなるようなカワイイパッケージの商品が、たくさん出現しています。

スウェーデンに行ったら、ぜひともスーパーの戸棚を覗いてみてくださいね。