スウェーデンの人たちは、お部屋を飾るのが上手です。ちなみに、スウェーデンでは、セレブの方向けか、企業や店舗、など特別なシチュエーションにしか、プロのインテリアコーディネーターは登場しません。一般的には住宅を建てても、誰かにコーディネートをお願いするということは、まずありません。内装もすべて、自分たちで好みのものを考え、選び、決めていきます。
どうして、コーディネーターがいないの?と夫に聞いてみたことがあります。「逆に、どうして自分たちの家のテイストを他の人に尋ねなくてはいけないの?」と返答が―。
なるほど、ね。確かに、スウェーデンの人たちは、気負いなく、ごく普通に自分らしいインテリアのスタイルを持っています。
私たちが夏の間過ごす森のコテージは、夫のママがアレンジしたインテリアです。このコテージの彼女のイメージは、スウェーデンのロマンチックなカントリースタイル。蚤の市で買ってきたヴィンテージものや、おばあちゃんから受け継いだもの、孫が書いた絵など、一見バラバラのようにも見えるアイテムを、上手にミックスしてコーディネートしています。 |