今年の夏は日本も記録的な猛暑が続きましたが、スウェーデンも10年ぶりと言われるほどの夏日続きでした。毎年スウェ―デンの夏のお天気は気まぐれで、冷たい雨が続いたり、たとえ今日晴れていても、明日同じように晴れる保証はまったくない、というのが特徴的なのですが、今年は連日晴天に恵まれ、気温は25度前後（最高気温は30度くらい）という北欧らしい夏の日々でした。

夏には野外でいろいろなイベントが開催されますが、田舎の村々で開催される夏祭りも小さな夏のお楽しみイベントのひとつです。

祭りといっても、たいていはとっても素朴なもの。開場時間は朝８時頃からと比較的早く、昼過ぎには終わってしまいます。大音量の音楽が演奏されるわけでもなく、森に囲まれた広場のようなところに、テントを張った屋台が並び、その地方の名産品などを販売したり、昔ながらのくじ引き等のゲームがあったりして、お客さんたちは、ぶらりとお店を覗いたりしながらそぞろ歩く、というものです。

知り合いに偶然再会して話し込んだり、出店している農家さんや作り手の方とコミュニケーションを楽しんだりしている人の姿も多く見かけます。村の人たちによる野外のカフェスペースでは、簡単なサンドイッチやクッキー等の販売もあって、休憩することもできます。

のんびりって言葉がぴったりの、夏の休日の一コマです。