ホーム > インテリア・収納 > 北欧スウェーデンから、かわいい家のつくり方 「もくじ」
家づくりの先輩たち「イエマガサポーター」に聞いた成功・失敗の体験談や口コミ情報。
ちょうどいい玄関収納を選ぶために。タイプ別に収納物を掲載。>>
プロに聞いた収納のプラン方法。そのほか収納のお悩みと解決策も。>>
納戸タイプ、棚タイプ、いろんなパントリーと使いやすくする工夫を人気の建築家にお聞きしました。>>
収納プランナーが教える失敗しない収納とは?2、3年後に物が溢れてきた・・・ということのないように一緒にプランを考えましょう。>>
スウェーデンは高齢者に対する社会福祉制度が整っている国だと言われています。歳を重ねて、ついに誰かの助けを借りなければ生活がむずかしくなったとき、スウェーデンでは2世帯で暮らすという選択肢はまずありません。自分の暮らしを最後まで保障してくれるのは家族や子供ではなく、国であるべき、という考え方です。
私の夫の祖母は2年前に亡くなりましたが、彼女の終の棲家は高齢者施設でした。元々は一軒家で一人暮らしをしていたのですが、車椅子生活になって身体が不自由になってからは施設に移り、週末毎にそこへ家族が訪ねて行っていました。 はじめて祖母のお見舞いのために、スウェーデンの高齢者施設へ出かけた時、私はほとんどショックを受けてしまいました。
というのも、施設内が清潔で明るく、インテリアがとても素敵だったからです。そこは特別なところではなく、スウェーデンの典型的な田舎町のごく一般的な施設でした。家具は木製の質の良いものが選ばれ、絵画も、カーテンも、雑貨も、施設で働く人たちがコーディネートしたというのですが、それはまるでプロのインテリアコーディネーターの手によるもののようでした。かといって、隙がない完璧なモデルハウスのようではなく、全体が優しく美しく調和し、心和む自然な住まいの様子を演出しているのです。
足の悪い祖母の個室には、車椅子でも問題なくシャワーが浴びることのできるバスルームと、小さなキッチン、大きな窓辺からは白樺の木々が見え、壁には家族の写真や好きな絵、自宅から持ち込んだ長年愛用の家具、それはまるで施設の一室というより、ケア付きのアパートの一室へ引っ越してきた、というような雰囲気でした。
一番弱い立場の人たちに最も良いものを提供することが、スウェーデン的な平等の考え方だとすれば、スウェーデンの人たちの終の棲家は、こよなく平安な場所といえるでしょう。施設を訪ねて帰るとき、家族は心配と負い目を少しは軽くして帰途につくことができるのです。
【読者アンケート】
この記事の感想 とても面白かった 面白かった どちらでもない 面白くなかった 全然面白くなかった
※コメントはイエマガ内で掲載させていただく場合がございます。
性別 男性 女性 年齢 選択してください 10〜19歳 20〜29歳 30〜39歳 40〜49歳 50〜59歳 60〜69歳 70〜79歳 80〜89歳 90〜99歳 ニックネーム
イエマガで人気のキーワード
間取り:「間取り」のもくじ >>
・住まいの間取りの中で… >>
・わたしたちの間取りの成功と失敗 >>
・プロに聞く!間取りの要望ベスト3 >>
・海外ドラマの間取りとインテリア>>
太陽光発電:太陽光発電のある家 >>
・この太陽光発電を選んだ理由 >>
キッチン:わが家のキッチンプラン >>
・使いやすさを追求したキッチン >>
・キッチンが変わるパントリー >>
・キッチン持ち物確認表 >>
・我が家のシステムキッチン >>
収納:失敗しない収納プラン >>
・シューズクロークのつくり方 >>
・わが家の専用収納庫 >>
資金:家を建てる費用はいくら? >>
土地探し:土地探しの10のコツ >>
地盤改良:調査と口コミ >>
業者選び:業者との出会い >>
構造・建材:耐震ワンポイント講座 >>
・施主支給したものと注意点 >>
エコ:あなたの家は高断熱? >>
庭:人気のシンボルツリー >>
マンガ:おうち大好き >>
お役立ち:家づくりノート >>
・更新履歴 >>
・Promotion >>
・外部リンク:アーキデザイナージャパン〈英語〉 >>
メルマガ登録
サポーター登録