片づけ・収納について、もっと使いやすい仕組みを考えるため、ライフオーガーナイザー/整理収納アドバイザーの資格を取り、その後「ネコノテ 暮らしと収納研究室」を立ち上げました。この連載では、わが家の収納スペースやご依頼いただいた片付けの様子を例に、家事がスムーズになる収納づくりを考えていきたいと思っています。
「ネコノテ 暮らしと収納研究室」 暮らしの中の物と収納についてあれこれ小さなことから実践。整理収納サービスも行っています。 http://quarante11.exblog.jp/
あけましておめでとうございます。
新年は、玄関のシューズボックスの片付けから始めてみたいと思います。
実は、シューズボックスは片付けを始める最初の場所としてオススメの場所です。理由はスペースが小さいので最後まで片付けを完成しやすいからです。
一カ所がうまく片付くと、頑張って他の場所にも挑戦してみようかな?というモチベーションを上げるきっかけになります。
年末に大掃除が終わった方も、終わらなかった方も、シューズボックスをすっきりさせて、新年をスタートしましょう。
シューズボックスに靴があふれている…わが家もそんな状況でした。箱に入ったままの靴がスペースを占領し、履かなくなった靴もそのまま残されていました。
また、造り付けのシューズボックスには、もともとそれほどの収納量がありません。入りきらないブーツやサンダルなどの季節物の靴は、箱に入れて納戸に収納しています。
もっとスペースをうまく活用して、すっきりしたシューズボックスを目指します。方法はいつもと同じ。中身を一旦全部出して、必要な靴・不必要な靴に分類しましょう。
長年履いてくたびれている靴、似合わなくて履いていない靴、無理して履いてきたけど疲れる靴、一つひとつ見直しをすと、不要な靴がたくさん溢れています。
「高かったから…捨てられない!」という思いが、履いてない靴を手放す際の最大の難関ですね。でも履いていない靴がシューズボックスの一番良い場所を占領しているのはとてももったいない!
本当に必要か必要でないかをきちんと判断して、「よく履くお気に入りの靴が一番使いやすい場所にある」ことが本来のシューズボックスのあるべき姿です。
わが家のシューズボックスは夫の靴を収納しきれません。
量が多いから?
…ではなくて、棚板の奥行きが足りないのです。シューズボックスの棚の奥行きは27cm。扉ギリギリまでの長さが32cm。夫の足のサイズは27.5cm。
スニーカーはシューズホルダーを使えば収納可能。ブーツもギリギリ入ります。でもつま先が細く長めの通勤に使うビジネスシューズは全く入りません。
日本人も体格が良くなってきていて、足の大きい男性も増えてきていることを思うと、もう少し余裕のある奥行きでも良かったのにと思います。
理想は、棚板に全部の靴がずらっと並べられることですが、そこまでの収納量をシューズボックス1つで確保するのは難しいので…
(1) 棚板を調整する(可能であれば追加する)
(2) シューズホルダー活用
という方法で収納量を増やします。
可動式の棚板であれば間隔を狭めて棚板を追加したり、靴の高さによって間隔を広げたり狭めたり調整をすることによって、収納量を増やすことができます。
シューズホルダーは互い違いに靴を収納することによって倍の収納量を確保できるのでオススメです。
最後に、使いやすい棚の割り当てを考えます。
わが家の場合は、夫はシューズボックスの上段を、私は中段を、まだ小さい子どもが下段を使うという割り振りです。
一番量の多い私の靴ですが、すべての靴にいつも出番があるわけではありません。
分類をして必要と判断した靴の中でもよく履くスタメンの靴と、スニーカーなど週末にしか履かない靴、それ以外のたまにしか履かない靴があると思います。一番よく履くスタメンの靴が一番取り出しやすい位置に並ぶように置き場所を考えます。
扉を開けた左側の低めの位置が背の低い私にとっては取り出しやすい位置なので、スタメンの靴を並べていきます。
棚板の幅の調整をして無駄な隙間ないように並べていくと 収納量がかなり増えました!
見た目もすっきりしましたね。
たくさん残っていた箱は思い切って処分しました。箱は意外と捨て難く、シューズボックスやシューズクロークを占領している方が多いのではないのでしょうか?
冠婚葬祭用やブーツなど箱がないと保管しにくいもの以外の箱は思い切って処分して良いかと思います。箱を開けて確認してみたらすっかり存在を忘れていた靴が入っていたとか、中身は空っぽだった!なんてことも。
「いちいち箱から出して履くのが面倒」ということを防げて、よく履く靴を箱から出して並べることによって自分の持っている靴の量を把握しやすいという利点もあります。
いかがでしょうか?
シューズボックスを開けた時にパッと見やすく、朝出かける時にどの靴を履いていくか選ぶ楽しみができると思いませんか?履きたい靴がすぐに履けるというのはとてもストレレスフリーです。
「本当は必要ではない靴」が無くなると残った靴は自分にとって「必要な靴」だけのはず。 残った必要な靴にもっと愛着が湧いてくると思います。
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