「木を使ったおしゃれなキッチンにしたい！」
「○○風にあこがれてる！」という方はオーダーメイドキッチンも検討されてはいかがでしょうか。オーダーメイドなら壁、シンク、水栓など一つひとつにあなたの希望が生かされます。
そこで、自分にとって「最高のキッチン」を手に入れるための設計業者とのすすめ方について、オリジナルキッチンの設計・販売を手がける「グリーンゲイブルス」の石川さんに実例を交えたお話を伺いました。
なぜオーダーメイドなのか
まずはじめに、キッチンをオーダーメイドする目的について考えたいと思います。
キッチンを設計するというのは住む人にとっても設計士にとっても大変な作業です。家のサイズに合わせたキッチンをつくり、その中に充分な機能と希望の見た目を満たしてなくてはいけない……。
では、オーダーメイドをする価値はどこにあるのでしょうか。

「グリーンゲイブルスに来られる方たちは、システムキッチンの無機質な感じに抵抗があるという方がほとんどです。ですから天然の素材が持つ質感にこだわりを持っていらっしゃいます」と言われる石川さんは15年以上、オーダーメイドのキッチンをつくってこられました。
例えば扉材を木にしようと決めたとすると、木片で肌触りを確認して自分の手になじむ素材を決めることができます。「ぴたっ」と自分の肌にあった素材で設計した世界に一つしかないキッチン。その価値感がオーダーメイドを選ぶ人にとっては大切なものなのです。
「素材については、ご依頼ごとに最適なものを選んでいるので、毎回違うものになるんです。それが大変な作業になるのですが、プランニングの楽しいところでもあります」