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ホーム5つの空間スケッチ第4回 和室は古いか新しいか


5つの空間スケッチ〜住まい創りを楽しもう〜第4回 和室は古いか新しいか
現代に合う和の暮らしとは
スタッフT リビングのような広いスペースではなく、家の中のどこか一部分に和のテイストを残しておきたい、という人もいるんじゃないでしょうか。
近藤さん その場合は、洋間の中に床の間を「見立てる」という考え方をしてみてはどうでしょう。
日本には昔から「見立て」という考え方があって、棚やたんすを置いてその上にお花を生けたり、茶道具の後ろに掛け軸を飾って花を生ければ、床の間になるんですよ。自分なりに、和の一部を取り入れるというのも面白いと思います。
  パソコンラックに香炉を載せた白檀香る素敵な時間
スタッフT 置床と同じ考え方ですね。
近藤さん 何もかも完璧に和のものを揃えないと、和の暮らしができないということはないですよね。若い人には和室体験がないわけですから、無理に時代を逆戻りせずに、どんどん新しい和のスタイルにチャレンジしていってほしいですね。
僕は、いつも「趣味室」をつくることを提案しているんですが、それは完全な部屋としてではなく、【階段編】のときに話したような趣味のコーナーをつくってほしいという意味なんです。たとえばお茶やお花の趣味を持っている人でも、ガチガチに和室にこだわらなくてもいいんじゃないかな。
ただ、その空間を日常とは切り離して、気分を切り替えたいという人は、その目的に沿った和室をつくる方がいいかもしれませんね。
 
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5つの空間スケッチ
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バルコニーの日常と非日常
和室は古いか新しいか
家族が創るキッチン

近藤裕人

有限会社 住まい創りパートナーズ/オフィス・コンドウ 代表。

関西インテリアプランナー協会会員。大阪ユニバーサルデザイン研究会メンバー。国際デザイン交流協会「ストーム・コンソーシアム事業」コーディネータ(平成18年度)。

1963年神奈川県生まれ、大阪育ち。「住まい創り」=「暮らし方」×「家造り」をコンセプトにスローな住まい創りをコーディネート。「ゆっくり、まず暮らし方を見つめることからはじめて住まい創りを楽しむ生き方を提案しています」。大阪府豊中市在住。



ページ公開日:2007年6月21日
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